ラベル タスク の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル タスク の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021/08/10

新しいKanto-JSALシーナリー!学連24kmタスクにチャレンジ。


  ついに待望の関東エリアのシーナリーがCondor Clubで一般ダウンロード可能になりました。これは日本のCondor 愛好家にとって大きな転機になるのではないかと思います。Condor Clubにシーナリーが登録されたので、Flight Trackをアップロードすることで自分のフライト結果の分析ができるようになりますし、そのシーナリーを使った大会の運営・得点集計が容易にできるようになりました。

 早速、学連公式タスクのうち24kmタスクを作成し、サーバで回し始めました。右回りと左回りの二つを交互に回しています。右回りの時の管理ポイントはうまく再現できたのではないかと思います。なお、学連ルールはできるだけ再現したつもりですが、スタート方法については学連ルールのウィンチ曳航中にラインを越えてタスク計測が始まるところ、Condorでは再スタート可能なルールになっていることや、サーバで運用しているときには曳航中のスタートを再現することが難しいことから学連スタートルールは採用せず、半径2kmの半円でスタート高度700m以下としてあります。

【24km右回り】

 妻沼→給水塔→千代田交差点→管理ポイント→ゴール

 スタート高度:700m以下

 TP1、TP2高度:600m以上、1,000m以下

 管理ポイント、ゴール高度:300m以上

【24km左回り】

 妻沼→千代田交差点→給水塔→ゴール

 スタート高度:700m以下

 TP1、TP2高度:600m以上、1,000m以下

 ゴール高度:300m以上

なお、上記高度はいずれもMSL海抜高度、Condorでは妻沼滑空場は海抜26mです。

 少し渋めの条件にしてあること、サーマルトップを1,000mとしてあるので、サーマル二つくらい使わないと周回できないと思います。二つのタスクは当然風向が異なるのですが、サーマル条件も少し変えてあります。もし、スタート前にサーマルで上がれなかった場合は妻沼滑空場に着陸してEsc→Restartでもう一度ウィンチ曳航で上がってください。機体押しをしてくれる人たちはいませんが、滑空場内に安全に着陸した場合は自動的に出発点に戻してくれて曳航が始まります。

 機体についてはSchoolクラスで設定してありますので、学生さんや初心者の方はまずはいつものASK21でチャレンジください。OB・ベテランの方はSchoolクラスにはK8やKa6、Pilatus B4、Blanikといった機体も有りますので、懐かしい機体でお楽しみください。いつもCondorで巡航時200km/h以上の速度でぶっ飛ばしている方には半分以下の速度でまどろっこしく思われるかもしれませんね😃

 私のサーバでは現在二つのタスク(JP Kanto-JSALとJP Hokkaido Tour)を回しているので、いつものCondorサーバリストでは片方しか出てこない場合も有るようです。見つからない場合は以下のリンクからCondorを開いてみてください。サーバのIPアドレスが変わらない限りつながるはずです。

 JP Kanto-JSAL 24kmタスクの右回りと左回りが交互に立ち上がっています。タスクはCondor Clubに登録してないのでタスク結果はそのままではCondor Clubには送付されません。ご希望の方はご自身でCondor Clubにアップロードすることで分析結果を見ることができるようになります。

 JP Hokkaido Tour Day1〜Day5の5つのタスクが順番に立ち上がっています。こちらのタスクはCondor Clubに登録してありますので、合わせて先のブログポストで説明したページでデータのアップロードをして他のパイロットとのフライト比較をしてお楽しみください。


 それでは、上記のサーバをしばらく回しておきますのでこれらのタスクについて皆さんの忌憚の無いご意見・感想をお聞かせいただければ幸いです。 (NT3)

2021/08/05

JP Saturday Flight:8月のタスク【Nagano】

  7月のタスク解説は少しさぼってしまったのですが、またブログ記事をぼちぼちと書こうと思います。

 さて、8月のタスクはついにCondor Clubで公開された【Nagano】シーナリーを使います。これまでも公開された日本のシーナリーが有ったのですが、残念ながらCondor Clubで公開されていなかったのでタスクやその結果をCondor ClubのHPで公開や集計ができませんでした。しかし、これからは日本のシーナリーを使って大会の運営・結果集計が簡単にできるようになりました。

 もう一つのHokkaidoシーナリーはすでにTourタスクを公開してサーバもぐるぐる回していますので、定例の土曜日のタスクはNaganoで攻めたいと思います。皆さん、準備はよろしいでしょうか。

 さて、今月はオールクラスにしているのでお好きな機体でどうぞ。第一週から第三週までは200km程度のタスクですが、8月最後の土曜日には300kmタスクにチャレンジ予定ですので、それに向けて少し高性能な機体に慣らしておいていただければと思っています。

8月7日(土)JP Saturday Flight

1.サーバスタート:8月7日午後9時。エントリーは20分間 
2.シーナリー:Nagano
3.クラス:All(制限なし。Clubクラスへの水バラスト搭載も可能)
4.タスク:204.5km サーマルタスク
5.スタート高度:1,800m(海抜)。ゴール高度0m。
6.ゲートオープン:エントリー閉め切り1分後から60分間。
7.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
8.XCSoar用のタスクはこちら

 さて、今回は松本をスタート・ゴールとする204.5kmのタスク。コースは松本空港→御嶽山→摺古木山→赤岳→松本空港と回ってきます。いつもはTPを半径500mのシリンダーにしていますが、今回はちょっと難しそうだったのでいずれも半径1kmTP1とTP3は半径2km、Tp2は半径1kmにしてあります。

 初めての日本のシーナリーでのレース、どんな結果になるでしょうか。多くの皆さんの参加をお待ちしています。 (NT3)

2021/08/04

祝!北海道シーナリー公開記念。北海道周遊タスク、オンラインサーバ公開中

  久しぶりのブログポストになりました。ついにCondorにも日本のシーナリーが登場しました。これまでいくつか公開されたシーナリーがあったのですが、ついにCondor Clubで公開されたので、タスク結果の集計などCondor Clubのさまざまなサービスが利用可能になりました。

 今回はHokkaidoシーナリーの紹介と公開中のタスクサーバの案内をします。


【Hokkaido Scenery】

 Condor Clubの詳細/ダウンロードページはこちら。これまで世界中のCondorシーナリーを量産しているフランスのSeguiさんに次のシーナリーはどこ?まだ日本はないんだけどどうかなとDMしてみたところ、確かにまだ日本のシーナリーはないねということで取り組んでくれました。

 484km×484kmと北海道の全域をカバーして、27の離発着場が整備されています。滝川を始めとする道内のグライダーポートや商用空港のほか、離発着場の少ないエリアでは平らな場所を選んでVirtualなGPをつくってくれています。新千歳空港ではJAL機のほかにも自衛隊機も泊まっていて各地の空港の3Dオブジェクトを楽しむことができます。

 北海道のパイロットの皆さん、いかがでしょうか?私は滝川でしか飛んだことがないのですがCross Countryの地形慣熟にも使えると良いななんて思ってます

 CondorのVer1のころから本州のシーナリーがありましたが、北海道はこうやって飛んでみるとまた本州とは違った雰囲気が有ります。長距離タスクがいろいろ組めるのではないかと楽しみにしています。

【Hokkaido Tour 北海道一周のタスク公開中】

 ということで、早速、Hokkaidoシーナリーのタスクを作って、Condor Clubでの公開、オンラインサーバを立ち上げましたので皆さんぜひチャレンジください。オンラインサーバは8月いっぱい回しておきます。Day1からDay5までぐるぐる回っていますのでお好きなときに入ってください。だれもタスクチャレンジがない場合は次のタスクが20分後に始まるようになっています。いずれも170kmくらいのタスクです。今回はAllクラスですのでお好きな機体でチャレンジください。SchoolクラスやClubクラスだと2時間くらいかかるかもしれませんが、高性能機だと1.5時間以下で飛べると思います。オフラインでもオンラインでもどちらでも結構ですので結果をどしどしCondor Clubにあげてください。

 オンラインサーバはいつものCondor Server ListでJP Hokkaido Tourを探してください。


JP Hokkaido Tour - Day 1

 滝川を出発して、丘珠空港経由、羊蹄山を眺めながら尻別岳でいったん折り返し、支笏湖を経由して白老滑空場に向かいます。先ほど飛んでみましたが、少しサーマルのコアが小さいのとあまり強くなかったので丁寧に上がって前に進んでください。


JP Hokkaido Tour - Day 2

 白老滑空場を出発して、新千歳空港経由で日高山脈の中腹まで行ってから浦河町に向かいます。ゴールをYoshizawa VirtというAPにしたのですが、ここは軽種馬育成調教センターの敷地だと思うのですが普段馬が走り回っているところをグライダーポートにしてしまっているようです。これはこれで面白く、周りの地形も斜面風がすぐに出そうなのでもし本当にここに滑空場が有ったら楽しいと思います。


JP Hokkaido Tour - Day 3

 Yoshizawa Virtを出発して、日高山脈をリッジ?で北上、帯広を経由して陸別町へ。こちらも陸別町から少し離れたところの平らな農地?にグライダーポートが作られています。山越えはリッジが出るように風を設定したつもりですが、タスクセッター自身はまだ飛んでいないのでどうなることやらです。


JP Hokkaido Tour - Day 4

 Rikubetsu Virtを出発し、屈斜路湖に向かい、その後網走を経由して紋別に向かいます。最終レグは向かい風なので高度管理に注意ください。


JP Hokkaido Tour - Day 5

 北海道周遊タスクの最終日、紋別空港を出発して、士別町を経由して、当間スカイパーク滑空場を経て、ゴールのたきかわスカイパークに向かいます。




 さぁ、皆さんのチャレンジを期待しています。どなたが一周一番乗りになるでしょうか。

 フライト後にCondor Clubへのログのアップロードをよろしくお願いします。(NT3)



2021/07/03

AAT/S (Speed Assigned Area Task)

  7月のJP Saturday Flightはこれまでと違ってAATというタスク形式のレースを行います。

 AATまたはAAT/S、Speed Assigned Area Taskといって、大ざっぱに言うとフライト時間を一定にして、パイロットが自由にTPを決められるタスク。速い人は遠くまで飛んで平均速度を上げ、遅い人は短く飛んで、タスクラインを全選手がだいたい同じころに飛んでいく協議方式です。この方法だと、遅い人でもおいてきぼり感を感じることが少なく、一方で上級者は地形と気象条件で都度都度判断を要求されながら自分で仮想TPを考えなくてはいけなくて、幅広いレベルの人が同時に楽しめるレース形式となっています。

 それでは、もう少し詳しく説明していきましょう。


1.タスク例:7月3日のタスクは右のようになっています。

スタートライン:幅6km、海抜1,500m以下

第一レグ:62km、第二レグ:76km、第三レグ:41km、合計178.6km

TP1は半径30kmの円、TP2は半径20kmの円になっていますので、一番短いコースをとると87.65km、一番長いコースをとると273.02kmのフライトをすることができます。

今回のタスクでは最低飛行時間を1時間30分としています。

AATでは最短時間を競うのではなく、平均速度を競います。そのため同じ時間で飛んでくるならできるだけ遠くまで飛んできたほうが平均速度が高くなり、高い得点を取ることができます。パイロットはそれぞれがこの大きな円の中で自由にTPを設定することができ、距離の計算はOLCのようにPCで一番遠くまで行った地点をGPSデータから検出して自動的に距離計算をして速度を求めるようになっています。

さて、では既定の時間より早くゴールしてきた人、たとえば最短距離を使って1時間ちょうどで帰ってきた人はどうなるか。最短距離は87.65km、それを1時間で飛んできたのですが、計算に使う飛行時間は最低飛行時間の1時間30分となります。そのため、平均速度は

87.7km÷1.5h=58.5km/hとなります。

一方、タスク通り178.6kmをちょうど1時間30分で飛んできた人は

178.6km÷1.5h=119.1km/h

なお、最低飛行時間以上に飛んだらどうなるかというのは、サーマル条件や地形などさまざまな要因があるので難しいのですが、単純な平地でサーマル強度や出現する確率が全く同じ状況であれば、最低飛行時間以上に飛んだ場合はスタート時点での高度を十分に生かすことができず、長く飛べば飛ぶほど平均速度が低くなります。

そこで、フライトの理想は、自分の持てる最大限の技量を使って遠くまで飛び最低飛行時間をちょっと過ぎる時間でゴールすることということになります。

2.AATの飛び方

 AATを攻める場合、大事なのは飛行途中にタスクを何分飛んだかわかるようにしておくということです。残念ながらCondorのPDAではタスクスタートからのストップウォッチ機能がついていないので、XCSoarなどの外付けのフライトンピューターを使うか、フライト中にTabキーを押してRealtime Scoringで自分のタスクタイムを確認してください。いつもは私の設定するタスクではRealtime ScoringはOffにしてありますが、今月はOnにしてあります。

 この時間を見ながら各レグでどのくらいの時間をかけながら進んでいくのか、AATではフライト前に考えておく必要があります。普通の三角の場合は最初のエリアではできるだけ深く距離を稼いで、最後のエリアで最終調整をしながらファイナルグライドに入ります。つまり、時間に余裕があれば距離を伸ばし、時間が足りないと思えば手前の方でファイナルグライドに入るということです。

 さて、このファイナルグライドに入るタイミングを計るのが結構難しくて、通常ファイナルグライドはかなりのスピードになるので、旋回中にPDAを見てゴールまで後何分かかるかを確認していても、いざFGに入ったときにもう一度PDAを見ると予想よりもかなり短い時間でゴールすることがわかったりします。そうした場合はタイミングにもよりますが、もう後戻りは聞きません。時間と高度のロスに耐えられるだけのものがあればもう一度きびすを返して攻め直すことができますが、その判断は難しいところです。


3.フライトの実例

 右の軌跡は私が練習用に作ったタスクで、シーナリーはLiban、距離は182.1km (min: 110.4km, max: 256.6km)、最低飛行時間1時間30分、TP1/TP2のエリアはそれぞれ20kmとなっています。風はそれほど強くないですが西風なのでリッジが使えそうといったところです。

 私は今回は第一レグでは少し奥間で入ってから、リッジを使って第二レグを進み、TP2エリアをわずかにかすめて距離を稼ぎました。

 衛星写真では分かりにくいのですが、第二レグのタスクライン上にもリッジがあるので最初はそちらを進もうと思ったのですが、雲底が低くゴールに戻るのが難しそうだったのでそちらを通って奥に行くのをあきらめました。

 一度この画像をクリックして拡大してみて欲しいのですが、最終的な距離計算は赤の点線の三角の距離が自動計算されてスピードが出されます。結果は1:37:41、距離181.24km、スピードは111.32km/hとなりました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 AATではAssigned Area半径は数10kmの設定となり、結構現場に行ってから積雲のラインやサーマルの強さなどの状況を見ながら判断することになりますが、やはり事前の地形の確認と気象状況を予想した上での作戦を考えておく必要があります。

 この解説記事を書くのがかなり遅くなってしまいましたが、今日のタスクに参加するときの参考になれば幸いです。ご質問などありましたらこの記事へのコメントやTwitterでどうぞ。


(参考)

Youtube:以下英語版ですがYoutubeのキャプション、自動翻訳を使うと結構わかると思います。

AAT Tactics - Gliding 4分ほどの解説。ルールを簡潔に説明しています。

AAT Tasks: Mater Them To Improve Your Contest Flying! いつものPure Glideのページ。さまざまな状況にどう対処するかが解説されています。


XCSoarマニュアル AATを攻めるときはできればXCSoarなどのフライトコンピューターがあると便利です。Oculusでも多くの方が工夫して使っているようです。

XCSoar v6.4 マニュアル 日本語訳 38ページ「AATタスク, Manual Arm」

XCSoar v7.7 マニュアル 英語版 63ページ「Assigned Area Tasks」




2021/06/03

JP Saturday Flight:6月のタスク

  今月は都合によりタスクへの参加が難しいのですが、タスク設定、サーバ運用は続けます。タスク解説ブログはしばしお休みしますので、以下4回分まとめて。Condor Clubではそれぞれ当日朝9時に詳細公開されるのでWeatherチェックしたい方はそちらからどうぞ。

――6月タスク概要――

シーナリー:Haweqwa(南アフリカ、ケープタウンの東側)解説はこちら

Glider Class:20m MS(20m複座クラス)ハンデ付き。解説はこちら

エントリー時間:土曜日午後9時スタート、20分間

タスク:200km前後のサーマルタスク。速いかたで1時間半くらいだと思います。

その他:曳航高度は600m。スタート高度はR/Wから1,200mくらいですがR/Wの標高がかなり異なるので出発前に確認下さい。スタートゲートは60分オープン。Plane Icon Rangeは今回は1km。XCSoarタスクファイルGoogle Eathデータもご希望に応じてお使い下さい。


【6月5日(土)】

タスク:Caledon → Robertson → Worcester → Villersdorp → Caledon 194.6km

風:126° 15km/h

まずは、Haweqwaの地形慣熟。第三レグは南東の風なのでリッジが見込めます。ファイナルグライドに入る高度を考えてフライト下さい。


【6月12日(土)】

タスク:Ceres → Tullbach North → Waboons → Hermon → Worcester → De Doorns → Karoo Farm 181.4km

風:62° 14km/h

今度は少し標高のある盆地からスタート。TP1はさらに標高の高い盆地を越えたリッジの向こう側。まっすぐTP2に向うも良し、少し戻ってリッジで進むのも良し、どちらを選びますか?さて、TP3もさらに山を越えた風下側、あまり低くなると戻ってくるのが大変です。とは言え、弱いサーマルにしがみつくのは時間のロス。山越えに必要な高度を見極めながら次のサーマルに向けて移動しましょう。TP5、ゴールにむかうレグは風上に向っていくので斜面風は難しそう。さらにゴールは標高が少しあるので事前に確認しておいて下さい。先に説明したようにPDAでいくつかTPをまたいでゴールまでの必要高度をチェックしながら進むとよいと思います。距離は短いですが、意外とハマってしまうポイントが多くテクニカルなタスクになっています。


【6月19日(土)】

タスク:Babilonstoren  → Brabouw → Bloemenhof → Villersdorp → Babilonstoren 194.1km

風:232° 8km/h

風は少し弱いのですがリッジは使えるでしょうか?リッジはなくても斜面を使った強いサーマルはあるのかなぁと思ったりします。前回は少しテクニカルなタスクでしたが、今回はシンプルなサーマルタスクと言えるでしょう。


【6月26日(土)】

タスク:Kouebokke → Wabooms  → Moreson → Kleinmond → Helder → Bloemenhof 218.1km

風:56° 11km/h

さて、スタート高度は標高2,000mなのですが、実はR/Wの標高そのものが高い。タスクライン上の最初の山を越えるとだんだんと地表の標高が下がってくるのでどんどん前に進みたいところです。でも、その後TP1とTP2の間に山があるので低くなりすぎると苦しくなります。TP1の直後にリッジがあるのですがそこにはサーマルあるでしょうか?前半戦ではどこでドカーンと上がるかが勝負の分かれ目になるのではないかなと思います。その後はTP3へと一旦海の近くまで南下した後、内陸にTP4、ゴールへと向います。どこまで機体の性能を使ってぎりぎりの高度でゴール出来るか、途中の積雲の様子を見ながらチャレンジしてみて下さい。

さあ、6月のタスクはこんな4つのタスクです。それぞれテストフライトをしてみましたが飛んでて楽しいシーナリーですので皆さんにも楽しんでいただければ嬉しいです。(NT3)

2021/05/28

JP Saturday Flight: 5月29日(土)のタスク

  今回は前置き抜きで早速5月29日のタスクの説明です。

1.サーバスタート:5月29日(土)午後9時。エントリーは20分間 
2.シーナリー:Ridge North (Condor2)
3.クラス:スタンダードクラス
4.タスク:212.4km リッジ+サーマルタスク
5.スタート高度:1,400m(海抜)。ゴール高度300m(海抜)。
6.ゲートオープン:エントリー閉め切り1分後から120分間。
7.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
8.XCSoar用のタスクはこちら。Google Earthのデータはこちらからどうぞ。


 スタートからTP1まで117kmあります。スタート後10km程で最初のリッジにたどり着けますが、その先はどのように飛びましょう。TP2まで遠回りをしながらずっとリッジで飛べそうにも思いますが、結構な遠回りになりそうですし、途中でかなり低いリッジになりそうなので力尽きると苦しくなってしまいます。状況判断しながら飛んで下さい。

 ゴールは前回と同じR/W。思い出せるかな?




2021/05/26

CondorのPDAの使い方(各画面解説、Final Glide)

 CondorのPDA:Flight Computerは自由度は少ないですが意外と優秀で便利です。フライトに入ったら自動的にタスク、ポーラー、バラスト量が自動的に入力されていて、風向風速もフライト中に自動検出して計算に反映されています。普段、私は8インチタブレットをWifiで繋いでXCSoarを使っているのですが、そちらを使うためには、まずはタスクをXCsoar用に変換して読み込み、ポーラーデータを正しく選択するために機体を選んでから水バラストの量を入力と結構面倒です。機体の選択やバラストの入力を忘れるとMC計算や到達高度の計算が狂ってしまうので気が付かないでいるとかなり無駄なフライトをしてしまうので注意が必要です。

 では前置きはそのくらいにして、高性能なCondorのPDAの使い方について説明しましょう。

++++++++++++++++++++++++++++

 まずはCondorのPDAの各画面の説明をしましょう。キーボードの1から4までを叩くことで次の画面を呼び出すことが出来ます。そのほか、Mキーで順番にトグルすることもできるのですが、それについては後ほど説明します。

(Screen 1)
 Moving Map。実はここで右図のように衛星画像が表示されてしまうと地形がよく判らなくてフライトにはあまり役立たないので、フライトに入る前にタスク確認画面で表示マップを切り換えて見やすいものにしておきましょう。シーナリーをインストールしたときに見やすいマップが添付されていない時はCondor ClubのGoodiesを調べてみると便利なLandscape Mapがアップされている時がほとんどです。お気に入りのものをダウンロードしておきましょう。

 さて、1をもう一度押すとマップ表示無しのGPS画面になります。これをレーダー画面と読んでいる方が居られましたが、ガグルを組んでいるなどの他機の確認に便利だと思います。お好みでどうぞ。

 もう一つ重要なのはPDAの拡大縮小キーのPgUpとPgDn。これを使ってマップの拡大縮小をします。

(Screen 2)
 Navigation。ほとんど使うことがないという方もいるようですが、私は巡航時やまもなくTPに到達するという時にはしばしばこの画面に切り換えてTPの方角と距離を確認しています。

BRG(Bearing):次のTPに向けて進むべき方角
HDG(Heading):グライダーが進んでいく方角(Headingとは機首が向いている方角のことだと思うのですが黒丸を真ん中に合わせると偏流を取った上でTPに向かう方角が表示されているように思います。)
DIST(Distance):次のTPまでの距離
VMG(Velocity Made Good):目的地に向う速度、つまり地上速度のこと。風が強くて偏流なんか取ってると、大気速度より遅くなるし、追風だと大気速度より早くなりますね。
TTG(Time To Go):TP到達までの時間
ETA(Estimated Time of Arrival):TP予定到着時刻

(Screen 3)
 Final Glide画面と呼ばれますが、Final Glideに向う時だけでなく、それ以前のサーマリング中や巡航の時にも自分の状況を確認するのに使います。使い方はまたあとで。

MC:マクレディー値
DIST(Distance):次のTPまでの距離。
DH(delta hight):現在のグライダーの高度とTPの高度差
DDH(delta delta height):このままMC速度で飛んでTPに到達した時のグライダーとTPとの高度差
TTG(Time to go):TP到達までの時間
ETA(Estimated Time of Arrival):TP予定到着時刻

 この画面でもPgUpとPgDnを使うと次のTPだけでなくその先のTPを選択して必要高度を表示することができます。 

(Screen 4)
 Thermaling/Wind。4を続けて押すとサーマル画面とWind画面の切り替えが出来ます。サーマル画面では赤のラインがプラス、青のラインがマイナス。サーマル旋回中にどのあたりが上がりが強いかの確認に使います。Wind画面での風向風速の確認は山岳フライトでは要所要所で行いましょう。風が地形を巻き込んでいて風向が変わっていることがあります。



(画面切り替え)
 さて、これらのPDAの画面切り換えですが、フライト中、キーボードをよく使う方は1から4までのキーを直接叩けば良いのですが、私はフライト中はほとんどキーボードを使わないのでMキー(Handheld next screen)をジョイスティックの親指ホームポジションにあるボタンに登録して画面切り換えをしています。(Screen1→Screen2→Screen3→Screen4(Thermaling)→Screen4(Wind)→Screen1に戻る)Handheld next screenボタンについてはマニュアルにはなぜか記載がないのですが、Input設定画面を見るとデフォルトでMキーに設定されています。この機能を使うとジョイスティックのボタン一個で画面切り替えが出来ます。片方向だけなので行き過ぎてしまうともう一周しないといけないですが私は便利に使ってます。ジョイスティックにボタンがいっぱいついている方はお試しあれ。


+++++++

 ではScreen3のFinal Glide画面の使い方をもう少し詳しく説明してみましょう。

(ファイナルグライド時)
 さて、まずはMC値についておさらいですが、マクレディー理論によるとタスク中は次のサーマルの平均上昇率を予想してMC値を設定し、巡航速度をMC値に対応する速度に合わせるとタスク時間を最短にすることができるとされています。

 しかし、ここがゴール前の最後のサーマルと思ったら、そこでは今回っているサーマルでの平均上昇速度、バリオがどのくらいを差しているかをMC値として入力します。全周同じ上昇率で上がっているわけではないので難しいのですが、そこは感覚で設定することになります。MCの値を設定したら、今度はDDHの値を見てあとどのくらい上昇したらファイナルグライドに入ってよいか考えます。ここでは-105mとでているので、あと105m上昇する必要があるということが分かります。実際には旋回を終えてから巡航速度に遷移する際に大きく高度低下があることや、その後に沈下にはまってしまうリスクを考えると、100〜200m余裕を持つと良いといわれています。慣れてくるとこれがどんどん小さくなります。上級者になると、距離にもよりますが、サーマルの状況や地形を考えてDDHがマイナスのままファイナルグライドに入って、ドルフィンやリッジで高度を稼ぎつつ最短の時間でゴールに向かっていくことがあります。



 次にファイナルグライドに入ったら、バリオをV(Vario)モードからS(Speed)モードに切り替えて、バリオの指示が0になるような速度で巡航します。そうすればPDAの赤丸は十字の真ん中で一定になるはずなのですが、途中に沈下帯があったり、サーマルがあったりするとこの位置が変わり、DDHもプラスになったりマイナスになったりします。あまりそれに振られてしまうとよくありませんが、時々チェックしておいて必要に応じでMC値の修正をしながら無駄に高度を余らせないようにスピードフライトをしましょう。

 なお、Condorではゴール高度が自動的にPDAに入力されていますので、DDHが0になったところがゴールの制限高度です。AGLで飛んでいる人でゴール高度(MSL)とゴール地点のMSLの確認を忘れた場合でもPDA画面のDDHがプラスになっていれば大丈夫です。

 とはいえ、ゴール直前に小山があったり、森があったりすると、ぎりぎりの高度でゴールに向かっていた場合に乗り越えることができず最悪クラッシュしてしまうことがあります。スタート前にゴール付近の地形は十分確認しておきましょう。障害物がある場合はファイナルグライドにその分マージンを加えることが必要です。

(最後のTPの前にファイナルグライドが始まる場合)
 このFinal Glide画面ですが、最初の表示では次のTPまでの情報が出てきます。でも例えば最終レグが意外と短くて最後のTPを回る前にファイナルグライドになる場合はどうするかという問題があります。その時はMoving mapの拡大縮小キーと同じPgUp、PgDnキーを使って、もう一つ向こうのTPまで、さらにその向こうと切り替えることができます。

 右の画像では+1と出ているのでゴールはTPを一つ越えた向こうにあることがわかります。数字が黒字の場合は次のTP、赤字になっている場合はそこがゴールであることがわかります。このPgUp、 PgDnキーを使っていくと、ファイナルグライドになっていなくてもゴールまでにあと何m上昇しないといけないかがわかります。例えばスタート前に今日のMC値を予想して入力した後にPgUpキーを何回かたたいて数字が赤字になった時のDDHの値を見ると、今日のタスクでは合計で何mの上昇が必要かわかるのでそれを作戦に役立てたりします。

 なお、この時に気を付けないといけないのは、DISTの数字は目的のTPまでの距離であって、直近のTPまでの距離ではないということ。この画面だけ見てるといつの間にかTPを過ぎていて無駄な距離を飛んでしまうことがあります。+1とか+2のまま飛んでいるときは注意してください。

(タスク途中のサーマリング時でのFinal Glide画面の使い方)
 私はこの画面をタスク途中でもよく使っています。これを使うと次のTPの到達予想高度がわかります。例えばDDHが800mと出ていると、そのままMC速度で飛んだらTP上空800mで到達するだろうということがわかります。

 ざっくりした考え方で、TP後に風上に向かう場合はできるだけ高い高度で通過した方がよくて、TP後に風下に向かう場合は通過後にL/Dが稼げるので少し低くてもよいとされています。また、スピードフライトのために雲底高度の半分までは直進してよくて、その途中では強いサーマルでもなければスルーしてよいが、半分近くなったら近くのサーマルに向けて方向を変える、半分を切ったらサバイバルモードに入れと書いているのを見たことがあります。

 そうした作戦を考えっつ、次のTPをどのくらいの高度で通過するのかサーマルの状況や地形を見ながらフライト中にもこまめな作戦の修正を行ってください。

+++++++++

 以上、PDAの使い方、特にFinal Glide画面の使い方を後ろから順番に説明しましたが、意外とCondorのPDAは使いやすいのでフライト中に積極的に使ってタスクタイムを縮めることにチャレンジしてください。特にゴール時に無駄な高度を残さないようにすることが一番大きな短縮要因だと思います。

 一つだけこのPDAの欠点を言うと、Moving Mapで地形の把握が難しいこと。人によってはマップが常に北が上にあって、進行方向を上にすることができないことを残念に思うかもしれません。

 私は地形の把握のためにタブレットをつないでXCSoarを使って調べながら飛んでいます。iPhone/iPadの方はiGlideというアプリがあってCondorでも利用可能です。iGlideは有料ですが購入して使ったことありますので、もしご希望ありましたら解説をアップするのでコメントください。

 このポスト皆さんのお役に立ちましたら幸いです。😌 (NT3)

2021/05/20

JP Saturday Flight: 5月22日(土)のタスク

 先週のタスクでは違った戦略で攻めたパイロットがゴールを競う面白い展開となりました。意外と飛んでる本人は判らなかったのではないかと思いますが、再生動画を見るとその面白さが分かると思います。まだご覧になっていない方はこちらのリンクからぜひお愉しみ下さい。第一レグの長いリッジは一列になって駆け抜けて行きますが、その後はそれぞれの思いで散らばっていきます。

 さぁ、今週5月22日はスタート時はサーマル、TP2から先にはリッジがありますが、いつものようにAGL300mくらいのリッジです。下まで降りてリッジを進むのか、余裕を持って高い高度でリッジ効果を探しながら進むのか。フライト終わりましたらFlight TrackをCondor Clubのタスクページにアップロードお願いします。アウトランディングの方もぜひアップロードをお願いします。


1.サーバスタート:5月22日(土)午後9時。エントリーは20分間 
2.シーナリー:Ridge North (Condor2)
3.クラス:スタンダードクラス
4.タスク:212.2km リッジ+サーマルタスク
5.スタート高度:1,400m(海抜)。ゴール高度300m(海抜)。
6.ゲートオープン:今回はまた元に戻ってエントリー閉め切り1分後から120分間。
7.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
8.XCSoar用のタスクはこちら。Google Earthのデータはこちらからどうぞ。


 最初にも書きましたが、スタート後、TP1、TP2まではサーマルで飛んでいきます。ややでこぼこした丘のようなところを飛んでいきますが、サーマルはどんな感じでしょうか。

 TP2をどのくらいの高度で入ってくるか。ここは勝負どころかもしれません。さらに、TP2からTP3までのリッジにはいくつか選択肢が出てきそうです。先の方のリッジはグライダーからはなかなか見えませんのでGoogle Earthの下見が必要でしょうか。

 TP3からTP4まではリッジが切れているのでどう進むか。TP4近くのリッジにたどり着けばなんとかなりそうにも思いますが、期待だけで飛び出していいものかどうか。

 少々上がりが悪くても堅実に高度を稼いで危なげなく飛んで行くのか、それとも思い切ってチャレンジングに飛んで行くのか。風が強いのであまり弱いサーマルで飛んでいるとどんどん流されていってしまいます。今回もフライト中いろいろと悩みながら、その場その場の判断が試されるタスクになりそうです。 (NT3)




2021/05/13

JP Saturday Flight: 5月15日(土)のタスク

   先週はリッジのようなサーマルのような微妙なタスクでした。そこを参加者の中で最も強い平均上昇率で高度を獲得した324さんがトップの成績を収めました。フライト再生動画はこちらです。

 さて、それでは早速今週の5月15日のタスクの説明です。

1.サーバスタート:5月15日(土)午後9時。エントリーは20分間 
2.シーナリー:Ridge North (Condor2)
3.クラス:スタンダードクラス
4.タスク:209.5km リッジ+サーマルタスク
5.スタート高度:800m(海抜)。
6.ゲートオープン:今回はまたレガッタ・スタート。エントリー閉め切り5分後に一斉スタート。ゲートオープンと同時に時間計測が始まります。
7.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
8.XCSoar用のタスクはこちら。Google Earthのデータはこちらからどうぞ。




 さて、今回の発航地/ゴールはその名もRidge Soaring滑空場。標高は248m。スタート地点は直ぐ南のKeystone Ridgeで、高度上限は800m。このリッジの標高が500mくらいなので、その上300m以内でのレガッタスタートです。曳航機はR/Wから600m上げてくれるのでそのままスタートに入っても良いくらいです。

 なお、スタート前に高度をとりすぎると高度処理をする時にVneを越えてしまったり、高度を下げ切れずにUターンしてもう一度ラインを越えないといけなくなったりするので注意下さい。皆さん、安全フライトでよろしくお願いします。

 さてさて、第一レグは91kmもありますので上下左右少しでも斜面風の強いところでスピード出してライバルに差をつけましょう。

 TP2は5月1日のタスクのTP1と同じWayPointです。前回参加された方は何となく思い出せるのではないでしょうか。

 さて、問題は最終第三レグ。どう飛びましょう😅タスクラインとリッジがずれています。途中でリッジが使えるのかどうか。使うとしてもどこで入ってどこで離脱するか。リッジ上のサーマルで必要な高度をとっては風に正対して飛んでリッジにたどり着くことを繰り返すのかなぁと思いますが、やっぱり飛んでみないとよく判らないですね。先行機についていくか、でも同じ経路で飛んでしまっては追い抜くことは難しいだろうからギャブルであえて違う経路を取るか、それともあくまで自分の判断を信頼して最良と思われる経路を取るか。。。皆さんの判断が試されます😉


 皆さん、フライト後はFlight TrackをCondor Clubへアップロードお願いします。
 アップロード先はこちら。    (NT3)


2021/05/06

JP Saturday Flight: 5月8日(土)のタスク

  先週は低いリッジをレガッタスタートで始めたのでかなりスリリングなタスクになったのではと思います。AA2の様な山岳レースとはまた違ったリッジを楽しんでもらえたでしょうか。フライト再生動画はこちら

 さて、それでは早速今週の5月8日のタスクの説明です。

1.サーバスタート:5月8日(土)午後9時。エントリーは20分間 
2.シーナリー:Ridge North (Condor2)
3.ゲートオープン:今回はレガッタではなく普通のスタート。エントリー閉め切り1分後からゲートオープン120分間。
4.クラス:スタンダードクラス
5.タスク:191.5km リッジ+サーマルタスク
6.スタート高度:1,500m(海抜)。
7.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
8.XCSoar用のタスクはこちら


 今回はスタートラインからリッジまでが少し離れているので、レガッタスタートではなく各自自由に出発出来る普通のスタートとします。

 最初のリッジの取り付きはどのくらいの高度で到達するか。稜線からあまり離れた高度を維持しようとするとリッジ効果が少なくなるので巡航高度が遅くなります。でもリッジに到達するまでにあまりに突っ込みすぎてVneを越えてしまうとフラッターを起こしてしまうのでご注意を。

 なお、タスクセッターは確認のためのフライトをしていないので、リッジがどのくらいの強さで出てくるかはよく判りません。あしからず。

 第二レグ、第三レグはおそらく普通にサーマルレースとなるでしょう。それを考えると第一レグを低いリッジで飛ぶのとサーマルで飛ぶのとどっちが良いのでしょうか?第二レグは風上に向って進むので、TP1は出来るだけ高く通過したいところです。今回もサーマルへの切り換え時が最初の勝負どころとなるでしょう。前回同様にPlane Icon Rangeは10kmとしていますので先行機の飛び方を見ながら攻める事になると思います。

 最後に、いつもの下見用のGoogle Earthのデータはこちら

 皆さん、フライト後はFlight TrackをCondor Clubへアップロードお願いします。
 アップロード先はこちら。    (NT3)



2021/04/28

JP Saturday Flight: 5月1日(土)のタスク

 4月のCentro Italiaのタスクは楽しんでいただけたでしょうか。AA2の様な深い山ではないですが、それなりに地形を読んで飛ぶ必要があったと思います。

 さて、5月は予告通り、米国東海岸Ridge North (Condor 2)のシーナリーです。遠くから見ると平原なんですが、標高差で300mくらいの筋のようなリッジが幾重にも出来ています。タスクはいずれもサーマルタスクとしても飛べるのですが、この300mくらいのリッジまで降りてきて数十kmを時速200km/h前後でカっ飛んでいくレースです。問題は低いリッジから隣のリッジまでどうやって移っていくか。どこでサーマルに切り換えるか。その判断が試されます。

 今回は普段のCondorのタスクでは見ないようなレース展開になると思います。このシーナリーを初めて飛ばれる方は、前のブログポストに距離の短い練習タスクを載せてありますのでちょっと練習しておいて下さい。また、いきなりリッジで始まるタスクはレガッタレースにしてあります。200km/h以上のスピードで皆さん突っ込んでいくことになりますので以下のフライトルールを守って安全にレースを楽しんで下さい。

 ①リッジを飛ぶ時のルール



  ②航空機の進路権について


 それでは初日5月1日のタスクの説明です。

1.サーバスタート:5月1日(土)午後9時。エントリーは20分間 
2.ゲートオープン:今回はレガッタスタート。エントリー締め切りの5分後にスタートです。曳航は4分程度で終わりますので、9時20分ぎりぎりに入ってきてもスタートには何とか間に合う様に設定してあります。早めに入られた方はロケットスタートに失敗して空中分解しないよう気をつけて下さい。
3.クラス:スタンダードクラス
4.タスク:204.1km リッジタスク
5.スタート高度:800m(海抜)R/Wからの標高差は約550m(リッジのてっぺんからは200mくらい)
6.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
7.XCSoar用のタスクはこちら

 スタートから左回りのタスクです。まずはTP1に向って出来るだけリッジを飛んでいきたいのですが、TP1は少しリッジから離れています。さて、どこでサーマルに切り換えるか?また、途中で微妙にリッジを乗り換える必要もあります。今回はレガッタスタートなので他機の動きが気になるところ。皆さんどんな作戦でいきますかな?

 次のTP1からTP2へは風上に向っていきます。TP2を回った後にすぐにはリッジに入れないのでどのくらいの高度でTP2を通過するのが良いのか。。。

 TP3の通過後は無駄に高度を稼ぐ必要はありません。次のリッジまでたどり着くための高度を稼ぐことが出来れば良いので、サーマルの強さ、獲得高度をどう見極めるかがタスク攻略の鍵といえます。

 普通のサーマルレースの飛び方とは違って、長いリッジを飛んでいく時にはバリオにMC値を設定して、、、なんてことにはなりません。私は正しく習ったことがないのでもし間違っていたらご指摘いただきたいのですが、私はリッジの形状と風向きを考えて上昇風の強そうなラインを考えつつ、①バリオをVモードにして±0になる速度で飛ぶ(斜面風が弱くなったら減速、強くなったら増速)、②たまにどか〜んと強いプラスがあったらちょっとスティックを引いて高度を稼いだ後、その獲得高度を速度に変換(増速)してリッジまで降りていくという飛び方をしています。そして、リッジの遷移中(サーマルを使って飛んで行く間)はいつものようにサーマルの平均上昇率をMCに設定してバリオをCモードで飛んでいくようにしています。

 最後に今回も下見用にGoogle Earthのデータを作りました。

 さぁ、今月はどんなレースを楽しむことが出来るでしょうか。さらに多くの皆さんの参加をお待ちしています。(NT3)



 


2021/04/21

JP Saturday Flight: 4月24日(土)のタスク

 先週のタスクエリアは私にとっては割とエキゾチックな雰囲気で楽しかったのですが皆さん如何でしたでしょうか。私は割と低い高度でもとにかく前に進む様にしていたら、TP2あたりで同高度にやたらと熱気球が浮かんでいてぶつからないように飛ぶのに苦労しました。Youtube動画でも説明したのですが、スタート後にダイブ閉め忘れで随分と失高してしまったのが悔やまれます。

 さて、今週のタスクです。4月最後のタスクは先週と同じくCentro Italiaの東海岸。イタリアに来てYNさんがぶっちぎりの強さを見せているのですが、イタリア最終戦はどうなるでしょうか。

1.サーバスタート:4月24日午後9時。エントリーは20分間 
2.ゲートオープン:エントリー締め切り後1分〜120分間
3.クラス:15m
4.タスク:204.1km サーマル三角 スタート高度:1,200m(海抜)
5.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
6.XCSoar用のタスクはこちら


 今回のタスクの地形は上記の地図では分かりにくいですね。いつもOpenCycleMapを使っているのですが、今回は一番下に載せているCondorのマップが一番判りやすいと思います。タスクは左回り、風は東南東の風です。

 さぁ、皆さんはどう攻めますか?今回もだらだらと山を上がっていきますが、第一レグの途中にそれなりの山があって東南東の風だとそこに上昇風が出来るかな?

 その後、山を越えてTP1まで来ると広い高原地帯。そこをTP2まで比較的平らなところを南東に向って進みます。山の形がどういう影響を与えているかちょっと微妙なところ。

 最後、第三レグをどう攻めるかは、少し意見が分かれそう。タスクラインをまっすぐ進もうとすると1,500mくらいの高い山脈を越えていかなくてはいけません。見た目では、山脈に向うあたりが山の風下側の沈下帯っぽい感じですが、一方でCondorの設定では雲底は2,050m。そこで、①沈下にはまる前に一気に上昇してまっすぐ越える、②思い切って風上に向って山脈を越えて風上側に回ってそこに期待されるリッジを使ってゴールに向う、③山脈手前の沈下帯を避けて西側に振れつつ進んだ後に山脈の切れ目を使って越えていく。。。さぁどれが良いでしょうか。私としては、TP1からTP2に向って飛んでいる間に上空の気象条件を見定めてこの三つの中のどれを使うのか決めるのだろうなと思っています。

 今回のGoogle Earth用のデータはこちらです。CondorのマップとGoogle Earthを見ながら作戦を練っておいて下さい。(NT3)





2021/04/19

JP Saturday Flight: 5月のシーナリー、横風での飛行機曳航

  そろそろ5月のタスクの準備。ちょっと前にポーランドのシーナリーにしようかと思ったのですが、ふと思い立って今度は今までと全く違った戦略が必要なリッジレースにしようと思います。今回の舞台は米国東海岸、ペンシルバニア州アパラチア山脈の洗濯板のようなリッジエリア。

 シーナリーはその名もRidge North (Condor 2)。Condor UpdaterかCondor Club、またはSkylineCondorのページから。エリアはそんなに広くないのですが、ダウンロードサイズは合計で9.1GB、展開すると12.7GBもあって結構でかい。

【シーナリー:Ridge North (Condor 2)】

 右のスクショはシーナリーのオープニング画像なのですが、こんなリッジが幾重にも広がっています。でも、ここのリッジは標高差で300mくらい。リッジを使うにはそこまで降りてこないといけない。私が初めてタスクにチャレンジした時には怖くて降りれなかったです。通常このシーナリーでリッジタスクの場合は20〜30km/hの風なので降りればリッジはあるのですが、隣のリッジに遷移するにはどこかでサーマルで上がらなくてはいけません。しかし、必ずしもリッジの最後のところにサーマルがあるとは限らないのでどこでサーマルを使うのかが運命の分かれ目。隣のリッジにたどり着く時もちょうど稜線の高さでたどり着くのが良いのですが、なかなかスタート高度が判らなくて無駄に高度をとってしまったりします。逆にえいっと飛び出したは良いものの風が強くて届かなかったりするとかなり焦ります。

 このシーナリーは欧州の人たちのマルチサーバではあまり使われることがないですが、以前アメリカ/南米の人たちのサーバに入っていた時には良く使われていました。こんな地形やタスクは日本ではほとんど無いと思いますので皆さんにも楽しんでもらいたいと思っています。

 練習のために二つほどフライト時間1時間程度のタスクをつくってみました。以下のリンクからダウンロードして練習してみて下さい。機体はAll Classにしてありますが、5月の本番はスタンダードクラスの予定です。

(前半サーマル、後半リッジ。どこからリッジに入る?)

 Ridge North Practice 1


TP1に向う際にリッジの端で充分な高度をとってから出発し、元のリッジに戻ってくる方法もありますが、練習ですのでTP2へは南のリッジを途中まで使って戻ってきましょう。リッジの遷移の練習です。)

 Ridge North Practice 2

(2021.4.20 タスクをちょっと修正しました。)

【強い横風での離陸】

 さて、Condorで難しいのは横風の離発着。リッジレースを面白くするためにタスクセッターが気象条件で風速を強くすることがあるのですが、そうすると離発着点の設定によっては横風が強くなってしまい離発着に苦労します。リアルでは発航中止でしょうといった強い横風でもCondorの場合はお構いなし、そうした場合は飛行機曳航ではなくGameエントリー時にAirborneになっていることも多いです。このRidge NorthのシーナリーではR/Wがリッジと平行になっている場合が多く、5月のタスクでも強い横風での離発着を強いられる場合が多いと思います。上記の練習タスクでぜひ横風離発着の練習もしておいて下さい。(^o^) 

(公開した後で調べてみたらこのブログで1月にも飛行機曳航の事について書いてました。今回は横風に特化したというところでご笑覧さい。😊)

 上記のPractice 1を使って横風の飛行機曳航の解説動画を作ってみました。R/Wに正対して右70°の方向から28km/s(約8m/s)の設定です。

 横風の曳航の時は、①風上側の翼端を少し下げた状態で滑走を行う②風見効果で機首が風上側に振られないようラダーをしっかり使う③離陸後に急な上昇や上昇遅れにならないようしっかり追随する事ができるようになって下さい。①は実機では翼端を少し下げた状態で出発しますが、Condorでは常に水平で出発するので滑走開始後横風にすくわれないようにエルロンをちょっと倒しぎみにスタートすると良いでしょう。また、②は実機では滑走時にテールを付けたままにするとよいと聞きましたが、Condorでその効果がどこまで出るのかは私はまだ試していません。強すぎても弱すぎてもダメ、ラダー踏み込みの丁度よい具合を経験で早く身に付けて下さい。横風出発の失敗のほとんどは②で収拾がつかなくなることです。最後の③は横風時に限らない事柄ですが、まずは出発前にトリム調整を忘れないこと、そうしないとCondorの場合はジョイスティックのスライダーの位置にかかわらず中立のままスタートしてしまいます。やや機首下げに設定して不用意に曳航機を釣り上げないように、離陸直後の不安定な時にもしっかりと機体を制御して離陸後にトリムの再調整をして下さい。Condorでは幾ら曳航機を釣り上げようとしてもびくともしませんが、実機でやってしまうと曳航機を墜落させてしまうので、Condorでしっかりと曳航機に追随出来るよう練習しましょう。

 おまけです。欧米のタスクでは飛行機曳航の曳航索の長さは50mになっています。一方、日本では60m、私のタスクでも60mに設定するようにしています。実はこの曳航索が短いと曳航中に機体が暴れるのでしっかりと機体を制御する必要があって難しいです。欧米のマルチサーバにチャレンジする時にはそのあたり注意して飛んでみて下さい。(NT3)

2021/04/15

JP Saturday Flight: 4月17日(土)のタスク

  先週のタスクはR/Wからスタート地点を少し離して設定してしまったので、曳航のやり直しができなくてスタート高度まで上がるのに時間のかかるタスクになってしまいました。スタートの前から少し難しいタスクになってしまいましたが、欧州からの参加者は見なさん撃沈する中、日本からの参加者4名は皆タスクコンプリート。欧州サーバのにぎわいにはかないませんが、日本のCondorパイロットの技量はそれなりになってきたのではと思います。日本でも30人くらいでわさわさと飛びたいので、もっとすそ野が広がって欲しいと願っています。イギリスのこんなレース動画を見ると楽しそうだなぁと思います。

 さて、今週のタスクはイタリア中部の東海岸に場所を移します。

1.サーバスタート:4月17日午後9時。エントリーは20分間 
2.ゲートオープン:エントリー締め切り後1分〜120分間
3.クラス:15m
4.タスク:210.5km サーマル三角 スタート高度:1,500m(海抜)
5.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
6.XCSoar用のタスクはこちら


 いつもスタート高度は標高1,200~1,300mで設定するのですが、今回は前回の海抜1,500mのままCondor Clubにアップしてしまいました。じわじわと山に登っていくので、だんだん地上が迫ってきます。スタートがいつもよりも高いので最初のサーマルまで少し余裕があるといいですね。

 サーマルはModerateでVariationがLowなので前回と同じくちょっと渋めの条件になってしまったかもしれません。風はほぼ東風。風速は17km/hなのであまり斜面風は強くないのかなと思います。とはいえ、どこか稜線の当たりでどかーんという強いサーマルに当たらないかな。。。なぁんて。でも雲が低くてかぶってしまったらアウトです。第一レグにきれいな稜線があるのですが、風向きと上手く合っていません。リッジになってるかなぁ、ダメかなぁ。行ってみないとよく判らないですね。

 今回もGoogle Earth用のデータを作成しています。下見用にご活用下さい。ダウンロードはこちらから。

 さて、このところPlane Labelを1kmにしているので、よぉく見ていないと他の機体がどこにいるのか見つかりません。もう少し参加者が多いとすれ違うことが多くて面白いのですが、人数少ないとあまり他の機体に会うことがなくてちょっと寂しいですね。とはいえ、他機警戒はしっかりとお願いします。いつばったりと会ってしまうか分かりません。安全第一でよろしくどうぞ。(NT3)



 


2021/04/08

JP Saturday Flight: 4月10日(土)のタスク

 Centro Italiaで二本目のタスク。 15mクラスをフルバラストで飛ぶのは難しいですが、暴れる機体を押さえ込んで機敏な動きで上手くサーマルを掴めると嬉しいです。慣れてない方はバラスト半分くらいからどうぞ。

 さて、今回のタスクです。

1.サーバスタート:4月10日午後9時。エントリーは20分間 
2.ゲートオープン:エントリー締め切り後1分〜120分間
3.クラス:15m
4.タスク:215.7km サーマル三角 スタート高度:1,500m(海抜)
5.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
6.XCSoar用のタスクはこちら

 風がそれなりに吹いていて、それなりの山を越えていきます。山深いところに入っていく感じではないですが、ビューンと飛び越えるにはどこでサーマルを掴むべきか、どこまで上がると越えられるのか考えて飛ぶ必要があります。

 第一レグは1,800mくらいの山を越えていきますが、風下に向って飛んでいくので斜面をトリガーとしたサーマルを上手く掴むとぐいぐい上がっていけるのではないかと思います。

 一方、第二レグと第三レグは風向きと山がちょっといやらしい向きにあったりします。山の風下側の吹き下ろしに捕まらないように、スタート高度を考えつつ一機に飛び越えましょう。風下側から山を飛び越えたあたり、ちょうど山の向こう側でサーマルに当たると、それなりに強いサーマルが期待されます。そうした場合、私は尾根が低くなっているあたり、あるいはこれから成長していくであろう積雲のあるところを狙って山を越え、上手くサーマルに当たらなくてもリッジを使って高度低下を稼ぎつつ積雲のあるところまで切り上がっていく、そんな作戦をとると思います。

 第三レグはやはり山を斜めに横切るのですが、あまり標高は高くないのでタスクラインに添って飛んでいってもいいのかもしれません。でも出来れば早めに風上側に渡って斜面風を使って沈下少なく飛んでいきたいところです。行ってみないと状況は判らないので、作戦が上手く当たるかどうかは分かりません。その場その場での判断が試されるのだろうと思います。

 今回もGoogle Earth用のkmzファイルを作ってみました。こちらからダウンロード下さい。

 さあ、今回はどんなレースになりますか。楽しみにしています。 (NT3)







2021/04/03

Condor2: Extreme Weather Setting

  先日、Condor Forumでタスクファイルをテキストエディターで書き換えると、Condorの中からは設定出来ない気象条件を作ることが出来るとのポストがあったので試しに作ってみた。タスクファイルをこちらからダウンロードして試してみて欲しい。シーナリーは今月のCentro Italia、クラスはAllで設定。バチカン・サンピエトロ大聖堂への観光フライト。皆さんお好きな機体でどうぞ。なお、積雲が極端に多くてGPUがフル回転になるのでGraphic設定を一段階下げる必要があると思う。



 さて、タスクの気象条件はこちら。これ見てむむむって気が付くだろうか?Condorでタスクを作ると雲底は1,000m以上でしか設定出来ないのだが、テキストエディターで気温と露点温度を書き直してやるとなんと1,000m以下の設定も出来てしまう。おまけにThermal Activity、Flat activity、Streetingが空欄になっているのだが、こちらもテキストエディターで大きな値をいれてやると、積雲もくもく、バリバリのクラウドストリートが出来てしまう。サーマル強さはWeakだが、Activityが極端に高いのでバリエーションがかなり大きく、強いプラスもあれば、強いマイナスも有る条件。


 さて、この画像はStemmeを使って高度3,000m近くまで上昇してスクショを撮ったもの。思いっきりクラウドストリートが出ているの分かるだろうか?雲底まで上がってしまうと、自分の行き先の雲の様子が全く分からなくなるので、雲底より少し下の方を飛びながら、地上に移る前方の雲の影も確認しながら飛んでいって欲しい。


 私はASW-19で試してみたのだが、記録は1:38:28、97.36km/h。クラウドストリートの方向がタスクラインとずれているので判断が難しかったが何とかタスクコンプリート。高度500m以下まで降りることが多いのでいつになく緊張するが、内陸側と海側の雰囲気が違っていて面白い。距離は160kmと短いので、まずは雰囲気を味わいたいという方は高速機、チャレンジングに飛んでみたい方はClubかSchoolクラスでどうぞ。



 なお、残念ながらCondor Clubではテキストエディターで書き換えたタスクは受け付けてくれないので結果をCondor Clubでシェアすることが出来ないが、マルチサーバでの運用は可能。オフラインで飛んでみた感想をこのブログのコメントやTwitterで教えてもらえるとありがたい。好評であればJP Sat.Flightでこの手のタスクも取り上げてみたい。 (NT3)


雲底まで来ると先が見えない。

このくらいが先の見通しが楽。雲の影も参考に。

TP1:サン・ピエトロ寺院




Japan-East:関東/甲信越のシーナリー公開

  関東/甲信越地方のCondorシーナリー「Japan-East」を公開します。  本当はCondor Clubで公開したかったのですがTextureのばらつきが多いので却下されてしまいました。エリア的にはSeguiさん作成のCentral Japan2と完全にかぶっていますが...