2021/08/10

新しいKanto-JSALシーナリー!学連24kmタスクにチャレンジ。


  ついに待望の関東エリアのシーナリーがCondor Clubで一般ダウンロード可能になりました。これは日本のCondor 愛好家にとって大きな転機になるのではないかと思います。Condor Clubにシーナリーが登録されたので、Flight Trackをアップロードすることで自分のフライト結果の分析ができるようになりますし、そのシーナリーを使った大会の運営・得点集計が容易にできるようになりました。

 早速、学連公式タスクのうち24kmタスクを作成し、サーバで回し始めました。右回りと左回りの二つを交互に回しています。右回りの時の管理ポイントはうまく再現できたのではないかと思います。なお、学連ルールはできるだけ再現したつもりですが、スタート方法については学連ルールのウィンチ曳航中にラインを越えてタスク計測が始まるところ、Condorでは再スタート可能なルールになっていることや、サーバで運用しているときには曳航中のスタートを再現することが難しいことから学連スタートルールは採用せず、半径2kmの半円でスタート高度700m以下としてあります。

【24km右回り】

 妻沼→給水塔→千代田交差点→管理ポイント→ゴール

 スタート高度:700m以下

 TP1、TP2高度:600m以上、1,000m以下

 管理ポイント、ゴール高度:300m以上

【24km左回り】

 妻沼→千代田交差点→給水塔→ゴール

 スタート高度:700m以下

 TP1、TP2高度:600m以上、1,000m以下

 ゴール高度:300m以上

なお、上記高度はいずれもMSL海抜高度、Condorでは妻沼滑空場は海抜26mです。

 少し渋めの条件にしてあること、サーマルトップを1,000mとしてあるので、サーマル二つくらい使わないと周回できないと思います。二つのタスクは当然風向が異なるのですが、サーマル条件も少し変えてあります。もし、スタート前にサーマルで上がれなかった場合は妻沼滑空場に着陸してEsc→Restartでもう一度ウィンチ曳航で上がってください。機体押しをしてくれる人たちはいませんが、滑空場内に安全に着陸した場合は自動的に出発点に戻してくれて曳航が始まります。

 機体についてはSchoolクラスで設定してありますので、学生さんや初心者の方はまずはいつものASK21でチャレンジください。OB・ベテランの方はSchoolクラスにはK8やKa6、Pilatus B4、Blanikといった機体も有りますので、懐かしい機体でお楽しみください。いつもCondorで巡航時200km/h以上の速度でぶっ飛ばしている方には半分以下の速度でまどろっこしく思われるかもしれませんね😃

 私のサーバでは現在二つのタスク(JP Kanto-JSALとJP Hokkaido Tour)を回しているので、いつものCondorサーバリストでは片方しか出てこない場合も有るようです。見つからない場合は以下のリンクからCondorを開いてみてください。サーバのIPアドレスが変わらない限りつながるはずです。

 JP Kanto-JSAL 24kmタスクの右回りと左回りが交互に立ち上がっています。タスクはCondor Clubに登録してないのでタスク結果はそのままではCondor Clubには送付されません。ご希望の方はご自身でCondor Clubにアップロードすることで分析結果を見ることができるようになります。

 JP Hokkaido Tour Day1〜Day5の5つのタスクが順番に立ち上がっています。こちらのタスクはCondor Clubに登録してありますので、合わせて先のブログポストで説明したページでデータのアップロードをして他のパイロットとのフライト比較をしてお楽しみください。


 それでは、上記のサーバをしばらく回しておきますのでこれらのタスクについて皆さんの忌憚の無いご意見・感想をお聞かせいただければ幸いです。 (NT3)

2021/08/05

JP Saturday Flight:8月のタスク【Nagano】

  7月のタスク解説は少しさぼってしまったのですが、またブログ記事をぼちぼちと書こうと思います。

 さて、8月のタスクはついにCondor Clubで公開された【Nagano】シーナリーを使います。これまでも公開された日本のシーナリーが有ったのですが、残念ながらCondor Clubで公開されていなかったのでタスクやその結果をCondor ClubのHPで公開や集計ができませんでした。しかし、これからは日本のシーナリーを使って大会の運営・結果集計が簡単にできるようになりました。

 もう一つのHokkaidoシーナリーはすでにTourタスクを公開してサーバもぐるぐる回していますので、定例の土曜日のタスクはNaganoで攻めたいと思います。皆さん、準備はよろしいでしょうか。

 さて、今月はオールクラスにしているのでお好きな機体でどうぞ。第一週から第三週までは200km程度のタスクですが、8月最後の土曜日には300kmタスクにチャレンジ予定ですので、それに向けて少し高性能な機体に慣らしておいていただければと思っています。

8月7日(土)JP Saturday Flight

1.サーバスタート:8月7日午後9時。エントリーは20分間 
2.シーナリー:Nagano
3.クラス:All(制限なし。Clubクラスへの水バラスト搭載も可能)
4.タスク:204.5km サーマルタスク
5.スタート高度:1,800m(海抜)。ゴール高度0m。
6.ゲートオープン:エントリー閉め切り1分後から60分間。
7.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
8.XCSoar用のタスクはこちら

 さて、今回は松本をスタート・ゴールとする204.5kmのタスク。コースは松本空港→御嶽山→摺古木山→赤岳→松本空港と回ってきます。いつもはTPを半径500mのシリンダーにしていますが、今回はちょっと難しそうだったのでいずれも半径1kmTP1とTP3は半径2km、Tp2は半径1kmにしてあります。

 初めての日本のシーナリーでのレース、どんな結果になるでしょうか。多くの皆さんの参加をお待ちしています。 (NT3)

2021/08/04

祝!北海道シーナリー公開記念。北海道周遊タスク、オンラインサーバ公開中

  久しぶりのブログポストになりました。ついにCondorにも日本のシーナリーが登場しました。これまでいくつか公開されたシーナリーがあったのですが、ついにCondor Clubで公開されたので、タスク結果の集計などCondor Clubのさまざまなサービスが利用可能になりました。

 今回はHokkaidoシーナリーの紹介と公開中のタスクサーバの案内をします。


【Hokkaido Scenery】

 Condor Clubの詳細/ダウンロードページはこちら。これまで世界中のCondorシーナリーを量産しているフランスのSeguiさんに次のシーナリーはどこ?まだ日本はないんだけどどうかなとDMしてみたところ、確かにまだ日本のシーナリーはないねということで取り組んでくれました。

 484km×484kmと北海道の全域をカバーして、27の離発着場が整備されています。滝川を始めとする道内のグライダーポートや商用空港のほか、離発着場の少ないエリアでは平らな場所を選んでVirtualなGPをつくってくれています。新千歳空港ではJAL機のほかにも自衛隊機も泊まっていて各地の空港の3Dオブジェクトを楽しむことができます。

 北海道のパイロットの皆さん、いかがでしょうか?私は滝川でしか飛んだことがないのですがCross Countryの地形慣熟にも使えると良いななんて思ってます

 CondorのVer1のころから本州のシーナリーがありましたが、北海道はこうやって飛んでみるとまた本州とは違った雰囲気が有ります。長距離タスクがいろいろ組めるのではないかと楽しみにしています。

【Hokkaido Tour 北海道一周のタスク公開中】

 ということで、早速、Hokkaidoシーナリーのタスクを作って、Condor Clubでの公開、オンラインサーバを立ち上げましたので皆さんぜひチャレンジください。オンラインサーバは8月いっぱい回しておきます。Day1からDay5までぐるぐる回っていますのでお好きなときに入ってください。だれもタスクチャレンジがない場合は次のタスクが20分後に始まるようになっています。いずれも170kmくらいのタスクです。今回はAllクラスですのでお好きな機体でチャレンジください。SchoolクラスやClubクラスだと2時間くらいかかるかもしれませんが、高性能機だと1.5時間以下で飛べると思います。オフラインでもオンラインでもどちらでも結構ですので結果をどしどしCondor Clubにあげてください。

 オンラインサーバはいつものCondor Server ListでJP Hokkaido Tourを探してください。


JP Hokkaido Tour - Day 1

 滝川を出発して、丘珠空港経由、羊蹄山を眺めながら尻別岳でいったん折り返し、支笏湖を経由して白老滑空場に向かいます。先ほど飛んでみましたが、少しサーマルのコアが小さいのとあまり強くなかったので丁寧に上がって前に進んでください。


JP Hokkaido Tour - Day 2

 白老滑空場を出発して、新千歳空港経由で日高山脈の中腹まで行ってから浦河町に向かいます。ゴールをYoshizawa VirtというAPにしたのですが、ここは軽種馬育成調教センターの敷地だと思うのですが普段馬が走り回っているところをグライダーポートにしてしまっているようです。これはこれで面白く、周りの地形も斜面風がすぐに出そうなのでもし本当にここに滑空場が有ったら楽しいと思います。


JP Hokkaido Tour - Day 3

 Yoshizawa Virtを出発して、日高山脈をリッジ?で北上、帯広を経由して陸別町へ。こちらも陸別町から少し離れたところの平らな農地?にグライダーポートが作られています。山越えはリッジが出るように風を設定したつもりですが、タスクセッター自身はまだ飛んでいないのでどうなることやらです。


JP Hokkaido Tour - Day 4

 Rikubetsu Virtを出発し、屈斜路湖に向かい、その後網走を経由して紋別に向かいます。最終レグは向かい風なので高度管理に注意ください。


JP Hokkaido Tour - Day 5

 北海道周遊タスクの最終日、紋別空港を出発して、士別町を経由して、当間スカイパーク滑空場を経て、ゴールのたきかわスカイパークに向かいます。




 さぁ、皆さんのチャレンジを期待しています。どなたが一周一番乗りになるでしょうか。

 フライト後にCondor Clubへのログのアップロードをよろしくお願いします。(NT3)



Japan-East:関東/甲信越のシーナリー公開

  関東/甲信越地方のCondorシーナリー「Japan-East」を公開します。  本当はCondor Clubで公開したかったのですがTextureのばらつきが多いので却下されてしまいました。エリア的にはSeguiさん作成のCentral Japan2と完全にかぶっていますが...