2021/05/25

Condorの20m MultiSeatクラスの機体

  来月6月のタスクは20m MultiSeatクラスで設定。このクラス、標準でDuo Discusがついているのですが、今年になってArcusがCondorにやってきたので2機種になりました。でも、Arcusはフラップ付きで高速性能がDuo Discusよりもかなり良いのでCondorではハンデ計算されるみたいです。

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 Duo Discus XL:ドイツ、Shempp-Hirth社製。Janusの後継機として出来た高性能複座練習機。WikipediaによるとDuo Discusの初飛行は1993年、XLは最新型でArcusやNimbus 4Dと同じ胴体を使っているとのこと。(the same fuselageとはグライダーの場合どこまでの事を指すのでしょうか?)

 Condorで飛んでみた感じは、操縦感は素直ですが、やはり大きくてどっしりした感じですね。全体にえいやっと動かして、後からもわっと機体が動く感じです。ポーラーを見てもらえば分かるようにバラスト満載でも190km/h以上になるとがくっと性能が落ちてます。フラップがないのでトリム調節がこまめに必要です。

 内装はこんな感じ。単座機に比べると横幅が広いですね。計器類は基本の三点セット(速度計、バリオ、高度計)が上段に並んで見やすくて、如何にも練習機という感じがします。



 Arcus:ドイツ、Shempp-Hirth社製。Duo Discusに追加してフラップ機として製造。Wikipediaによると初飛行は2009年。翼いっぱいにflaperon(フラップとエルロンの両方の機能を持つ)がついている。


 この翼いっぱいについているflaperonのおかげだろうか、Condorで操縦してみると機敏な操舵感で単座高性能機と同じような感覚がして、あまり複座機という感じがしない。ポーラーをDuo Discusと比べると、ArcusはL/D=49.1(117km/h)とDuo Discusの46.1(113km/h)を凌駕し、さらに190km/h以上の高速域に入るとArcusの性能が高いので、MC3.0の巡航速度はArcusでは194km/hなのに、Duo Discusでは186km/hと大きく離れてくるので、条件の良い日はArcusの方がビュンビュン飛び回ることが出来るでしょう。

 内装を見ると、インパネの形は確かにDuo Discusと似てますが、PDAが真ん中にドーンとあって見やすくなっています。それでいて他の計器が小さくなっているわけでもなくて見やすい感じです。Duo Discusとは違ったレイアウトで速度計と電子式バリオがPDAの両脇上段にあって、タスク攻めますという意気込みが感じられますね。



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 Condorではこの少し目的・性能が異なった機体が同じクラスに入っているので、CondorではDAeC indexが使われてハンデ計算されます。Duo Discusのindexは111、Arcusは114。さぁ、皆さん。どちらの機体でチャレンジしてみますか?まだ高性能機に慣れていない方はまずは
Duo Discusで飛ぶと良いと思います。

 なお、Hanger画面でTwo Pilotsにチェックマークを入れると後席にバディがのってくれます。さらに翼面荷重を最大にするには後席を載せた上でバラストを最大にして下さい。単座の時よりも最大搭載バラスト量は少し減りますが、最終的にWindg Loadingは大きくなってポーラーも右側に動きます。ま、後席は上がりが苦しくなっても放出できないバラストですな。😁(NT3)



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