2020/10/31

Condorフライト中のコミュニケーション②

  少し前にCondorのフライト内の文字チャットについて書いた。

 友人が一緒に飛んでくれるようになって、なかなかタイピングは面倒なのでDiscordを使って音声チャットをするようになったのだが、他の人たちはどんなコミュニケーションをとっているのだろうか。

 あと、気になることは皆さんDiscordはゲームと同じPCでアプリを使っているのかということ。以前Condorを立ち上げているPCにDiscordをインストールしてチャットをしてみたのだが、会話が始まると途端にフレームレートが落ちてしまってフライトどころではなくなってしまった。そのため、今ではスマホにインストールしたDiscordを使っているのだが、そうするとスピーカーとマイクをどうするかという問題があり、今はBoseのNoise Cancelingイヤフォンを片耳だけ付けて外音聞こえるモードで使っているのだがちょっと面倒。

 また、音声入力は何か話をしたときだけ自動でマイクが入るモードを使っているのだが、独り言やスナックぼりぼり音は伝えたくないので出来ればリアルのグライダーの様にジョイスティックのボタンを押してプッシュトークで通話をしたい。しかし、そのためにはPCでDiscordを使う必要があって堂々巡りになっている。何か良い方法はないだろうか。

 さて、ゲーム中の音声チャットサービスは、欧米ではTeamSpeakが老舗のようだが、私の周りの日本人には後発のDiscordが良く使われているようだ。仕組みはよく判らないがDiscordはチャットサーバがサービスに組み込まれているので参加人数がそんなに多くなければアプリ内の設定だけで無料で運用出来るので確かに便利だと思う。一方のTeamSpeakは無料でサーバを運用するには自宅のサーバに自力でインストールして設定しないといけない。そこまで出来ない人は有料サーバを使うことになるので敷居が高いのだと思う。でも、通信量がかなり少ないようなので、近いうちにCondorサーバにTeamSpeakもインストールして使ってみようと思う。

 CondorをインストールしているPCで音声チャットのアプリを使うことが出来ればVRの人も使いやすいと思うのだが。。。何か良い方法をご存知の方はぜひ教えて欲しい。

2020/10/25

Stemme S12



 来週のタスクを考えていて、Openクラスにしようと思ってあれこれやっていたら、ふとStemme S12を衝動買いしてしまった。
 StemmeはYoutubeの動画を見るとシュテミィと読むらしい。セルフローンチのモグラではなく、動力機として飛んでいく楽しさと、ピュアグライダーとしてのソアリングの楽しさと、一機で二度おいしいというコンセプトのようだ。

 しかし、サイドバイサイドはどうも飛びにくい。私にはやはり真ん中にすぽんと座った機体の方が良い。Right Downwindの場周をしようとしたらやたらと見にくいし、毛糸がキャノピーの真ん中に付いていて自分から見ると斜め右にあるので、滑っているのか滑っていないのかどうも分かりにくい。他機警戒や積雲を探すのに右側のお兄さんがやっぱり邪魔で困る。これがかわいいお姉さんなら随分違うのだろうけど。。。

 2時間ほどのタスクを飛んでみたところ、どうにもサーマルセンタリング時にピッチが動いてしまって上手くいかない。他の機体はサーマルに突っ込んでえいやっと引き起こししてそのまますぽんとサーマル旋回に入れるようになってきたのだが、このStemmeは上手く入らない。重たいサイドバイサイド機ということで少し慣れが必要なようだ。しかしサーマル旋回時の速度はどのくらいが良いのだろうか?DuoDiscusやEB29Rはエルロン動かしてしばらくしてモワーッと動くのだが、先に書いたようにそれにピッチが加わってしまうような気がする。Condorでは山岳レースが多いから、きびきび動かせる15mクラスなど翼長の短い機体が飛びやすく楽しいのだが、StemmeをCondorでどう楽しめるのか私にはまだよく判らない。

 ところで、Stemmeでマルチサーバに入ったら、いきなりフルスロットルで自走・離陸態勢に入ってしまった。Stemmeはそもそも曳航するという準備がないのでそういうことなのだろう。




 その他、Twitterにも書いたのだが、サイドバイサイドは右後ろが見えないのでつらい。他機警戒をするのにも右側にいる同乗者が邪魔。タスクやってるときは結構必死になってきょろきょろしているのでどうも気になる。せめて隣に座っている双子のようなお兄さんをお姉さんに変えることが出来たらもう少し楽しいかもしれないのだが。。。。Condor1の時はこんなおじさんがいたので使っていた。自分しか見えないのでだからどうしたってことなのだが。。。


(注)現在Condor2.1.4にはこのStemmeの導入に当たってバグがあって、他のセルフローンチの機体はモーターのスイッチを入れた途端、エンストしてしまう。面白いことに背中のモーターを出したまま飛行機曳航を始め離陸するくらいの速度が出たところでモーターのスイッチを入れると回転を始めることが出来る。Forumでそれは実機でも同じことが起きるよ、なんてコメントもあったのが笑える。
 もし、今度のJP. Sat.でセルフローンチしたい人がいたら要注意。31日までにCondorのアップデートがでていなかったら、EB29RやDG808のセルフローンチで発航したい場合は注意して下さい。






次回10月31日のタスク

 昨日のタスクに集ってくれた皆さん、ありがとう。私も楽しく飛べました。

 さて、今週の10月最後のタスクはこちら。

10/31 15:00 West Patagonia, 163km, Std Class (Network ID: APEBY)

10/31 22:00 Cascade Range 217km Open Class (Network ID: EPEBY)



 ①はリッジはあまりハッキリしたラインではないけど、積雲がかなりもくもく立っているので、高速タスクになりそう。風上に向けて山を越えなくてはいけない第3レグをどう攻めるか?作戦は?

 ところで、このWest Patagoniaのシーナリーはどこでタスクを作っても割と似たようなものになってしまうのだが、私はワイルドな地形と景色が面白くて、どのタスクもすごく楽しんでいる。参加した皆さんも楽しんでいただけているだろうか。シーナリー作者のSEGUIさんに感謝。実はこの方、Condor2のシーナリーを大量に作成している。



 ②は私が通っていたCorvallisのOregon State Universityとはアメフトのライバル校University of OregonのあるEugene近郊がタスクエリア。最後はEugene空港がゴール。シーナリーではAirportの設定になっていないのだが、地面が平地なのでゴール後は空港Runwayに着陸してもらえれば結構。私的には大きな空港なのにシーナリー上で空港ターミナルなど3Dオブジェクトがないのがちと寂しい。

 雲底が1400mと低いのでコース取りを慎重に上手く積雲を選んで飛んで欲しい。217kmと少し長いので2時間前後のフライトの見込み。サーバーエントリー時間が45分と長いが、タスク予想時間が長いので、ゆっくり入ったほうが疲れなくて良いかも。

 なお、今回は初めてのOpenクラス。空飛ぶクジラEB29Rも良し、何でも良し。お好きな機体でいいのだが、やはりタスクが長いので滑空性能の高い18mクラス以上の機体の方がいいと思う。私は来週はちょっとお休み予定なので試しにStemmeでフライト済み。既にフライトトラックはCondor Clubにアップしてるのだが、当日朝まで公開されないようになってる。


2020/10/19

次回10月24日のタスク

   10月West Patagonia、Cascade Rangeの4本目のタスク。以下、Condor Clubへのリンク付いてます。

10/24 15:00 West Patagonia, 151km, Club Class (Network ID: EQABY)

10/24 22:00 Cascade Range 192km 18m Class (Network ID: YQABY)


① 昼の部のWest Patagoniaはどうタスク設定してもリッジコースになってしまう。前回は内陸の砂漠地帯だったが、今回はずっと海に近いところ。緑の地形で、比較的山の稜線の標高はそろっている感じ。上手くやれば全体をリッジで飛べるのではないかと思うが、Clubクラスはあまり足が伸びないので、要所要所で強いサーマルを選ぶことが必要ではないかと思う。

なお、Clubクラスなのでゴールは地上高175m(MSL500m)に設定しているので注意。なお、Condorのルールでは、ゴールライン通過後でも引き起こしてゴール高度を超えた場合、それがゴールエリア内であればその時点でゴールが宣言され、特にペナルティーはない。



② 夜の部のCascade Rangeは①とは逆に今回はずっと内陸に入って砂漠地帯。雲底がずいぶん低い(1400m)ので、次にどこに飛んでいくのかサーマル周りながらも周辺をしっかり観察して飛んで欲しい。また、今回は標高がどこも1200mから1400mくらいなので、高度計をMSL(海抜高度)で設定している人は地上から何m上空を飛んでいるのか勘違いしないように。今回はAGLに設定して飛んだほうが良いかもしれない。スタートはAGLで1164m(MSL2600m)。

2020/10/13

Condor 2 patch 2.1.4 + Hangar Update 15

  今日はCondor2のアップデートと新しい機体Stemme S12が発表になってた。

 早速、サーバのCondor2をダウンロードしてアップデート。今週末のタスクも新しいバージョンなので皆さんアップデートをお忘れなく。アップデートしてないと入れてくれません。😊😊

 HPに「Low level thermal bug fixed」と書いてあるのは、強いサーマルの下の方ではなぜかコアの部分でサーマルがなくなってしまっていたらしい。「Spectate chat overflow bug fixed」こっちはよく分からん。その他、ハンディキャップの数字が新しい数字に修正されているらしい。

 一方、早速バグの報告があって、地上でセルフローンチのモーターのスイッチを入れたらいきなりエンストとのこと。曳航が始まってからおもむろにスイッチ入れると回りはじめる。実機でも同じようにスピード出てるときじゃないと回らないときがあるよなんて書き込みが有ったりする。ま、モーター回らないと遊べないわけじゃないから別にいいかって感じ。

 ということで、お決まりのようにもう二つアップデート。

 Condor2でXCSoarを使っている人はこちらからポーラーをダウンロードして転送。

 CoTASAを使っている人は同じページからGlider Dataだけをダウンロードして、CoTASAフォルダの下にあるSettingフォルダにコピー。


 さてさて、新しい機体はStemme S12。でも15Euroはちとお高い。それにOpen Classの設定になっていて、レースではちょっと使いづらいと思う。ASW20と同じく乗ってみたいけど、どうも手が出ない機体だといえる。。。😕






2020/10/11

次回10月17日のタスク

  10月West Patagonia、Cascade Rangeの3本目のタスクです。以下、Condor Clubへのリンク貼り付けてます。

10/17 15:00 West Patagonia, 158km, Std Class (Network ID: UCABY)

10/17 22:00 Cascade Range 180km 15m Class (Network ID: YCABY)



 ①は今度は内陸部に入って砂漠地帯から緑の地域を回ってきます。途中のリッジをどう使うか?ダイナミックな景色の変化を楽しんで下さい。積雲はあちこち出てるのでどんどん前にでても大丈夫だと思います。








 ②は今度はぐっと北に上ってカナダ・バンクーバー近郊。ゴールはバンクーバー国際空港まで足を伸ばします。こちらはサーマルははそれなりに強いものの積雲の数が少し少なめ。スタート時に少し苦労するかもしれません。でも、成長のサイクルが短いのでちょっと待てば比較的近くに発生することも期待出来ます。

 オンラインレースでは着陸場エリアにクラッシュせずに着陸すれば再スタートが出来ます。これはちょっと積雲が遠すぎるなと思えば途中で離脱して引き返してきて、後続の発航の邪魔にならないところに止めください。そうすれば、様子を見てEscボタンを押してRestartすることができます。とんでも変なところに止まっていても着陸場エリア内であればRestart後には出発点にピヨンと押し戻してくれます(^o^)。

 曳航開始後に浮き上がるくらいのスピードが出た時に離脱してすぅっと横にずれて発着帯から離れたところに止める手もあります。

 なお、上手い人は普通に進入しても着陸帯に接地してから進路を曲げてちゃんとランウェイ横に止めることが出来ますが、失敗してランウェイ真ん中で止まってしまうと後続の人に迷惑をかけるので自信のない方はランウェイ横に向けて進入しましょう。障害物がない限りはそれが原因でCrashすることはないです。ランウェイクリアを確認してからどうぞ。昨日私はそれで大失敗してしまいました。


 さてさて、10月10日のタスクはいつものようにReflyサーバーで立ち上げてます。Condor Clubからタスクのダウンロードも出来るのでオフラインでもどうぞ。飛び終わったらフライトトラックのアップロードもよろしく。では次回のタスクでまたお会いしましょう。



2020/10/10

Condorフライト中のコミュニケーション①

ちょっと質問があったのでまとめてみた。

 オンラインレースにおいてパイロット間でのコミュニケーションの基本は①Condorに備え付けられているチャット機能を使う方法と、②音声チャットでフライト中に無線のように使って会話する方法の二つが有る。今回はまずは①のタイピングについて。

 実はCondorは残念ながら2バイト文字に対応していないので日本語が通らない。タスクやWPも同じでヘタに日本語を入力すると何やらおかしなことになる。そのためオンラインレースでは皆さんどの国の方も英語でのチャットが基本。フライト中にタイピングするのは結構大変なのだが、みんなどうやってやっているのだろう?サーマリング中はちょっでも目を離すと地平線が動いて速度がめちゃめちゃになってまたサーマリングのやり直しになる。そこで私は定型のフレーズはマクロをつくって小さなプログラマブルキーボードに割り当ててボタン一発で流しているのでそれ以上の会話は出来ない。私はジョイスティックをまた下に設置してリグを組んでいるのでキーボードの置き場所がないのである。

フライト中の略語集:

hi → 文字通りでレースに入ってきたときに声をかけあう事が多い。新しく入ってきた人がhi allと声をかけて、既に入っている人がhiと答えたりする。

cg → Congratulation (TPを回ったり、ゴールした選手に対して「おめでとう」と投げ掛ける)

ty → thank you、thx → thanks (CGと言われたときの返事)

bb → bye bye、cu → see you、gn → good night(オンラインレースを終えてExitするときはみんなに声をかけよう。Thanks allとかI enjoyedとかみんなと飛べて楽しかったと添えるとなお良し。)

AP on/off→ Auto Pilot (フライト中にちょっと席を外すときに使うことがあるので、APと言われたらその機体の近くを飛んでる場合は要注意。私は我慢出来ずAPを使ってトイレに行くことがある。たぶん他の人も。。。。)

/taskinfo → これを叩くとタスク情報が流れてくる。高度制限など確認を忘れたときに使う。

なお、他の機体の近くで危険なフライトをしてしまったたり、衝突してしまった場合は必ず「Sorry」と入れよう。これはエチケットなのでタイピングチャットの入力の仕方はちゃんと覚えておこう。一度衝突されてやむなくQキーを押したときに相手から何にも言われなくて頭に来たことが有る。これはCondorでもコンペティションの場合は主催者にクレームが行くことになるので注意。

それと時々Gearと声をかけあっていることがある。離脱後意外と忘れてしまうものである。ただ、着陸の時は誰も観ていないのでGearの出し忘れは注意してくれない。ちゃんとフレアーがかかるとずずずと止まってCrashにはならなくてすむのだが。

他にもリアルタイムで成績が出てこないようにしているレースでは、TPを回るごとにTP1とかTP2とか叩いてみんなに知らせたり、FG(Final Glide)に乗ったよと声をかけることも有る。←最近見ないけど昔参加していたレースではみんなやってた。こういうレースではマップ上でグライダーを表示するのも1kmとか2km以内しか表示されないので、他の選手がどのあたりを飛んでいるか分かると結構緊張する。

まぁ会話は英語ではあるが、そんな難しい英語は使わないし、CG, TY, BBくらい出来れば問題ない。なんかこうみんなで飛んでるという一体感が有って私は楽しく思っている。それに飛んでるときはお茶をのんだりお菓子をぽりぽり食べてる間も結構必死なのでタイピングしている余裕ははっきり言ってない。

以上、思いつくままに欠いてみたが、おしゃれな言い回しや略語が他にも有ったらぜひコメントで教えて欲しい。

 そういえば思い出したが、Condor内の無線機の周波数を変更するとその周波数に設定したパイロットのみチャットの交換が出来る。でもそういうプライベートな会話は音声チャットに移っていて、タイピングチャットの方はおそらくみんなデフォルトの設定のまま参加者全員とのやり取りをしているのだと思う。

2020/10/05

SmoothTrack その2

SmoothTrackを使ってみた人からいくつかフィードバックがあった。

1. 電源の消費が激しい。
 これは画面をつけっぱなしにすることが原因の一つらしい。右下の電球マークをタップすると画面を真っ暗にすることが出来る。ちゃんと顔認識しているのかとか、アプリが落ちていないかとか心配になるが、いまのところこれしか方法はなさそう。あと、顔認識のためには照明がちゃんと顔を照らすようにして下さいとどこかに書かれていた。確かにそうだと思う。




2. どういう風にスマホを設置すればいいのか難しい。

 これはゴリラ・ポッドのような卓上スマホ三脚があると便利だと思う。途中で電源切れないようにモバイルバッテリーをスマホに繋ぎっぱなしにすることも無理なくできる。(参考商品

また、こんなのもあるのでノートパソコンの人は持っていると他の用途やデバイスにも使えて便利かも。



マウスホイールにCondor2のTrimを設定してみた。

 

  私がCondorを楽しむために絶対欠かせないと思っているものは、ジョイスティック、ラダーペダル、スロットルコントローラー、視点移動のTrackIRの4点セットである。

 ラダーはジョイスティックのひねり軸を使うことも出来るが、右旋回の時は変なひねりになるのでどうも使いにくいし、だんだん手首がしんどくなってくるのでやはりペダルが良い。スロットルは何で必要かというと、私はダイブブレーキとトリムの両方をどうしてもアナログスライダーに設定したいのだが、残念ながらジョイスティックで二つのアナログ軸がついているのが無いのでどうしようもない。トリムをキー操作で調整しようとしてもやたらと大きな動きになってしまい微調整が出来ないので、旋回時に速度が定まらないし、クルーズしているときにのんびりお茶も飲めない。レース中にダイブの微調整は必要ないかもしれないけど、やっぱりグライダー乗りとして最後にビシッと着陸を決めたいというのが理由である。

 しかし、このコロナ禍で多くの人たちがCondorに入ってきてくれたのだが、一気に機材を買いそろえるのは大変なのは分かる。そこで、前回のOpenTrackの様に何か無料アプリを使ってみんながほぼ必ず持っているマウスのホイールにトリムを設定できないかと考えてみた。以下、何とか使えそうなのことが分かったのでCondor Pilotのお役に立てば嬉しい。

【XMouse Button Controlを使って、CondorのTrimをマウスホイールに設定する】

1. 無料で公開されているXMouse Button Controlというマウスの拡張アプリを使って、マウスホイールの回転にTrim上下のDeleteキーとInsertキーを割り当ててしまおうというもの。普通にキーボードで操作するとチョコンと一回だけキーを押しただけでもトリムの値は8〜9%も一度に動いてしまう。これをもう少し細かく制御出来れば使いやすくなるというのが出発点。

2. XMouse Button Controlのインストール:

 こちらのページから最新版をダウンロード。インストーラー版とポータブル版があるのでお好きなほうをどうぞ。ポータブル版は32bitと64bitと書いたフォルダが出来るので自分のPCに合った方で起動下さい。

3. まずはCondorで遊ぶときだけマウスホイールの設定が動くように登録。

 ①のAddをクリックして、出てきたWindowでCondorの実行アプリを登録。通常はC:\Condor2\Condor.exe。ここまで出来たところで③のSave Profileをクリックして適当なところに設定ファイルをセーブおくと、後は自動的にセーブしてくれるようだ。


 


4. 次にマウスホイールの回転方向にトリムの上下キーを設定。

 試してみたところ、1クリックで30msec押したことにする設定が使いやすい感じ。

 では、まずWheel Upの設定。①をクリックして、Simulated Keysを選択。

 


 次に、①のところに適当なスクリプトをいれるのだが、まずは②からOther Tags→Hold for  <x> millisecond(s)を選択。その後①に戻って数値を調整。まずは30に設定。この数値を上下させるとホイールの回転とトリムの変化量の調整が出来る



 さらにもう一度左の図の①からStandard Keys→Insertを選択。



























 次に、②で1 As mouse button is pressedから3 During (press on down, release on up)に変更

 ③でTrim Downとの説明を入れて④のOKでWheel Upの設定は終了。

 この後、同じようにWheel DownにDeleteキーを割り当てるTrim Upの設定を行い、⑤のApplyをクリック。

5. 最後に大事な設定なのだが、CondorのAssign Controlsに入って、mouse bankとmouse pitchにマウスが割り当てられているのをDeleteキーを使ってマウスのコントロールが効かないよう外しておくこと。忘れるとマウスを握ってホイールを動かしているとスティックも勝手に動いてしまうので注意。

 以上、割と簡単に出来てしまったのだが、試しにCondorに入ってどんな感じでホイールの回転がトリムに反映されるか試してみて欲しい。いまいちという場合は4の入力数値を細かく調整してみて欲しい。

 なお、ホイールクリックにTrim Centerを割り当てて使うことを試してみたが、私のマウスのボタンはセンシティブ過ぎて意図せず押されてしまい、機体のピッチ変動が大きくなって使用に堪えなかった。そもそもTrim Centerはあまり意味がないと思う。

 ついでに、せっかくだから右ボタンと左ボタンにFlapの上下キーが設定出来ないかと試してみた。しかし、そうすると普通のクリック操作がが出来なくなってCondorのフライトに進むことが出来なくなってしまった。XMouseの設定ではLayerを作ることが出来るとあるので、Hotkeyを設定して一時的な切り換えが出来そうなのだが、私には設定の仕方が判らなかった。誰かわかる人がいたら教えて欲しい。

 ボタンがいくつもついたゲーミングマウスを使っている人は、もしかしたらマウス専用の設定アプリで同じような設定が出来るかもしれない。その場合は上記の設定方法を参考に試してみて欲しい。また、もっとスマートな設定が出来るとか、数値はこっちの方が良いとか、改良版が出来たらぜひ連絡欲しい。


(おまけ)

 これでトリムがそれらしくなるかなと思うのだが、私はやはり既製のスロットルコントローラーを使うのだろうなと思う。

 ふと見ると、LogicoolのスロットルがAmazonでそんなに値段高くない。Condorのアップデートでフラップもアナログ軸で制御出来るようになっているので、ダイブ・フラップ・トリムのちょうど3本分ある。ちょっと興味をそそられている。

 今私が使っているのはThrustmasterのスロットルコントローラー。ちょっとちゃっちい感があるが、いろいろなボタンがついているし、Amazonで見つけたときの単品の値段もそんなに高くなかった。戦闘機Sim用のかっこよくて重量感のあるものもあるが4〜5万円もするのでちょっと手が出ない。

2020/10/04

ヘッドトラッキングをほぼほぼ無料で設定して使ってみた。(OpenTrack+Arucoマーカー)

  先だってSmoothTrackを使ってヘッドトラッキングを使う方法をブログに載せたが、昨日はArucoマーカーを使って、ほぼほぼ無料でCondorでヘッドトラッキングを使う方法を試してみた。やはりちょっとしたもっさり感はあり、見た目がかっこ悪いという難点はあるが、格好の悪さは自分には見えないし、グライダー・シムへの没入感、何よりタスクの成績が上がるのであれば使わない手はないであろう。個人的にはやはりハードウェアとして販売されているTrackIRが便利であり、私はしばらくはTrackIRを使っていくと思うが、日本中のCondor愛好家がヘッドトラッキングを試して腕を上げてもらうばかりでなく、安全なフライトが出来るようになることを願うばかりである。(ちゃんと他機警戒をやってくれたらもっと接近したガグルを組むことが出来ると思う。よく見えないまま突っ込んでこられるのは勘弁して欲しい。)

 では、少し長くなるが以下の記事で、無料で公開されているOpenTrackと段ボールで作ったArucoマーカーを使ったヘッドトラッキングをCondorで使う方法を紹介する。

次回10月10日のタスク

 前回に続いてWest Patagonia、Cascade Rangeを使います。

①10/10 15:00 West Patagonia, 135km Club Class (Network id: AFYXU)

②10/10 22:00 Cascade Range 117km 18m Class (Network id: EFYXU)

①は題して「氷河を見に行こう」。Clubクラスは足が短いのでトラジションに注意。Clubクラスなのでゴールの安全高度を考えて再低高度を海抜700m(地上高約200m)に設定しているのでご注意下さい。

②は「Mt.Hood GoToTravel」。オレゴンのポートランドの地方空港(国際空港でないほう)から近郊のMt.Hoodまでの往復。18mクラスで117kmと距離は短いが侮るなかれ。だらだらと山のすそ野を登っていくのでだんだん雲底と地上との距離が短くなってくるので次の積雲をどれにするのか思案のしどころ。MCで突っ込んでいくと引き返してくる事になるかも。。。このシーナリー、やたらと木が生えているので不時着を安全にするのにはちゃんと降りるところを考えないといけない。セーフランディングは距離点がつきますが、クラッシュランディングは0点です。




10月3日の結果

10月3日のタスクの結果は以下のページでご覧下さい。

本日以降、金曜日までいつものようにJP Saturday Flight Reflyのサーバを流してあるので参加出来なかった方も是非チャレンジ下さい。

①15:00 West Patagonia

https://www.condor-club.eu/raceresults/0/?id=16215

②22:00 Cascade Range

https://www.condor-club.eu/raceresults/0/?id=16216

この成績表にはRefly出飛んだ人の成績も合わせて出ています。

①はかなりストレートなリッジレース

②はサーマルのコアが分かりにくいのですが、強いところをしっかり掴んで上がりきった人が上位に来ています。初めてオンラインレースに参加したUPさん、時間はかかったけど確実に周回してきました。スクショはみんなでお出迎えの図。



来週のタスクについては別記事で。。。

Japan-East:関東/甲信越のシーナリー公開

  関東/甲信越地方のCondorシーナリー「Japan-East」を公開します。  本当はCondor Clubで公開したかったのですがTextureのばらつきが多いので却下されてしまいました。エリア的にはSeguiさん作成のCentral Japan2と完全にかぶっていますが...