2021/04/29

Condor2で使うコントローラー(その1:ジョイスティック/スロットルコントローラー)

 Condorを楽しむためにはまずは何といってもジョイスティックがなければ始まりません。でも他にもそろえると楽しめる道具がいろいろとあります。これからこのブログでCondorで使うコントローラーについて順番に書いてみようと思います。

【ジョイスティック】

 まずはジョイスティック。雰囲気からしてもリアルのグライダー乗りはゲームコントローラーではダメでしょう。ペダルを一緒に購入出来ない方はまずはスティックの捻りでラダーをコントロール出来るジョイスティックを購入してCondorでグライダー操縦を始めて下さい。Auto Rudderでは横風の離発着は出来ないと思います。

 では、どんなジョイスティックが使いやすいか。私はいくつかのジョイスティックを乗り換えてきたので使用感も含めて説明してみます。

Logitech Extreme 3D Pro
 私が使ったことがある初心者向け廉価タイプのものはLogitech Extreme 3D Pro。価格は安いが作りはしっかりしている。捻りも使ったX軸Y軸Z軸の操縦に加えてスライダーがもう一つついているのでダイブブレーキかトリムを割り当てることができる。難点はスティックのバネが重いこと。旋回中はラダーを宛てないといけないので捻りながら当て舵というのは結構疲れます。そして左旋回の時はラダーを当てるのに掌側に巻き込むだけで良いのですが、右旋回は手の甲の方にひねらないといけないので私にはとても違和感があって、これを使っていた当時は右旋回は全くきれいに回れないのでいつも左旋回ばかり。今もそのクセで左旋回がほとんどです。欧米の人たちのサーバに入っていくと彼らもなぜかほとんど左旋回。一方、日本の方は結構右旋回が多いなぁと思います。AキーでAuto Rudderをかましているんでしょうか?


MSFF2

 さてさて、CondorではForce Feedbackにも対応しているので既に絶版になっているMicrosoft Sidewinder Force Feedback 2を使っている方も多いようです。私も大昔まだPCがゲームポートを使っている時代に使ったことがあるのですが臨場感高いです。興味の有る方はオークションサイトで探してみて下さい。MSFF2以降、Force Feedbackのジョイスティックが出てこないのですが、どこかメーカーさん作ってくれないかなぁと思います。


【スロットルコントローラー】

 次にダイブブレーキの雰囲気を出すのにスロットルコントローラーが欲しくなるのですが、それには二種類のアプローチがあって①最初からセットになったものを購入する②別々に好きなものを買って組み合わせで使うという方法があります。後者の場合、メーカーが異なってしまうと各社専用のソフトをいれてボタンの設定をするのは面倒だったりするのですが、その場合はJoyToKeyを使うと一括で処理出来て便利です。

 私は皆さんにスロットルコントローラーを使うことをお勧めしているのですが、その理由はスティックにスロットルコントローラーを加えると、アナログ軸でダイブブレーキとエレベータートリムの両方を設定出来ること。それからCondorを使い込んでいくと、バリオの設定やPDAの切り換え、動力機のエンジン操作などをするようになってジョイスティックだけではボタンの数が足りなくなってきます。また、VRのお使いの方は普通のキーボードを使うのは難しいのでコントローラーだけで操作出来るようになると便利だと思います。


 私が以前使っていて結構気に入っていたセットものはSaitek X52 pro、今は名前が変わってLogicool X52 pro。かなり使い込みました。何年か使っていたらスティックのバネが軋み音を立てるようになってきたので油をさすようになりましたがスプリング調整も出来て操作は軽くとても扱い安かったです。MSFSだと液晶にいろいろ情報を出すことが出来るのですが、その他のシムでは全く使うことが出来ないのがちょっと残念。


 最近気になっているのは、Thrustmaster社T.16000Mシリーズ。スティック、スロットル、ラダーの3つがラインナップしていて、それぞれ単品、スティック/スロットルセット3点全部セットで購入可能。単品でも割と廉価な上に、セットにするともっと買いやすい値段になっています。プラスチック製で重厚感はありませんが結構使えそうです。このシリーズでは私はスロットルしか使っていないので肝心のスティックの使用感はよく判らないのですが、そこそこの評判は得ているようです。一方、スロットルコントローラーは机の上で滑りやすくてスロットルを動かすたびに前後にズルズル動いてしまいます。他社製品では軸を中心としたレバー操作なので動きにくいのですが、このスロットルはグライダーのダイブブレーキのように前後にスライドさせる仕組みなのでどうしても動きやすくなってしまっています。スロットルの下にすべり止めを敷くなど工夫が必要です。


 もう一つ、同社のAirbusシリーズには少し違った意味で興味をそそられるところがあります。スティックは先のT.16000Mと中身は同じらしいですが、スロットルが旅客機型になっています。エアバス社のライセンスもらっているようですので値段はちょっとお高め。スロットルには追加アタッチメントもあるので旅客機シムなら雰囲気でそうですね。




T.Flight Hotas

 なお、同社には一つ残念な商品があってT.Flight Hotasというスティックとスロットルの合体型、これは皆さんには買って欲しくない商品です。実は結構面白そうだと思って購入して試してみたのですが、スティックのストローク、舵角がえらく小さくて何だか、オン/オフの二つしかない感じ。舵を大きく使ったり小さく使ったりという使い分けが難しくて楽しめませんでした。フライトシム用ではなくてアーケードゲーム用かなという感じです。(グライダーの操縦感覚から大きく外れているので注意)


VirPir, VPC MongoosT-50

 あと、スティックとスロットルについては戦闘機タイプの結構高級品もあって、スティックだとスペーサーを入れていわゆる操縦桿の長さに出来るものもありますし、スロットルの方も複数エンジンコントロールやトグルスイッチがいくつも付いたスロットルだけで5万円以上もするものがあったりします。私はスティックの方は奮発してVirPir社の操縦桿タイプのものにしましたが、グライダーの場合は戦闘機と違ってそんなに多くのコントロールやボタンを必要としませんのでスロットルのほうは中級クラスの上記T.16000Mを使ってます。




Logitech, Throttle Quadrant

 そして、スロットルだけ購入という場合はLogitech G Throttle Quadrantというコントローラーもあってシンプルで良いなと思っています。一度使ってみたいコントローラーです。ボタンは少ないですが、アナログ軸が3本あるのでダイブとトリムに加えてフラップもアナログ軸に割り当てることが出来そうです。




PXN フライトスティック

 あっ、一つ忘れてました。Condor用にジョイスティックを買う際にAmazonで調べているとPXNという会社の製品でスティックとスロットルのセットのものがあって比較的手ごろな値段なのですが、Condorではなぜか認識されないとCondorのフォーラムで時々話題になるのでご注意下さい。先に書いたJoyToKeyなどの設定アプリを使うと大丈夫かもしれませんが、私は使ったことがないのでもしどなたかご存知の方が居られたら教えてください。(このジョイスティックセットはCondorで使えない可能性が高いので注意 試しに使ってみたら意外と使えました。ネット上で問題になっているのはスティックに添付されてくるソフトの方なので先にかいたJoyToKeyを使えば問題ないと思います。)


 今回はジョイスティックとスロットルコントローラーについて書いてみました。次回はラダーペダルを予定しています。(NT3)

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