先週は参加者が少なかったですが、レースはデッドヒートとなり抜きつ抜かれつの展開となりました。私は腰を痛めてしまってじっと座っていることが出来なかったためお休みしたのですが、初めてレースをSpectatorで観戦して楽しませていただきました。Spectatorでどんな風に楽しめるかはこちらの動画をご覧下さい。
さて、今回のタスクです。
先週は参加者が少なかったですが、レースはデッドヒートとなり抜きつ抜かれつの展開となりました。私は腰を痛めてしまってじっと座っていることが出来なかったためお休みしたのですが、初めてレースをSpectatorで観戦して楽しませていただきました。Spectatorでどんな風に楽しめるかはこちらの動画をご覧下さい。
さて、今回のタスクです。
昨日は初めてタスクをSpectatorモードで観戦。これがなかなか面白くてSpectatorモードについては別途書き起こしたいと思うが、サーマリング中の旋回について思うことがあったので書き起こしてみたい。グライダーの操縦をリアルで教官から習っている人は当然のことかもしれないが、ハング等から入ってきた人、初めてCondorでグライダーに取り組む人への参考になると嬉しい。
なお、私は滑空機上級の自家用免許を40年も前に取ったきりで、教育証明は取っていないし、当時Schoolクラス・Clubクラスの機体しか乗ったことがないので、最近の教官の教え方や高性能機に関する飛び方など、もし実際と異なる説明をしてしまっている場合はどしどしご指摘いただきたい。
1.旋回の基本
実は、昨日のタスクをSpectatorで見ていて、やはり成績の良い人、上がりの良い人は綺麗に旋回ができているが、そうでない人は旋回がいびつになってしまっていた。センタリングに苦労しているというよりは、旋回中の速度管理ができていないくて大きく外れてしまっているようだった。サーマリング中もバンク角、速度一定で丁寧に旋回すること。そのためには、基本である地平線の角度、キャノピーのどこを横切っていくのか、まずはそれを一定に保つ努力をしてほしい。
2.水バラストと旋回速度、Center of Gravity (CG)の設定
今月は18mクラスのタスクを回しているのだが、Club機と違っていろいろと考えなくてはいけないことが多い。
①水バラスト ②Fixed ballast(体重軽い人が持って 乗り込むバラストと考えると良い?) ③Center of Gravity |
水バラストを積むと高速でのL/Dが劇的に上昇するのだが、引き換えに低速性能が悪くなって失速速度も上がってしまう。そのため、サーマル旋回時の速度も高くしないと簡単にスピンしてしまうので注意。私はClub機では80〜90km/hくらいで飛んでいるが、15・18mクラスでフルバラストの場合は120〜130km/hくらいで40〜45°バンクの旋回を心がけている。速度が抜けすぎると少しエレベーターを引いただけでバフバフ言い始めてスピンし始めるので怖い。
速度管理には先に書いたように地平線と風切り音で管理しつつ、時々速度計でチェックする。この時、トリム調整が必要なので、ジョイスティックのスライダーに設定してこまめに調整しよう。私はこのトリム調整をしたいために多機能ジョイスティックだけでは足りなくて別売りスロットルを組み合わせてCondorの操縦をしている。なお、トリムは中立に合わせるよりも少しノーズダウン気味にして、エレベータを引き気味に操縦するとよいと思う。そうすると、速度が抜けた時には力をふっと抜くだけで良いので私には操縦しやすい。
(2)Center of Gravity (CG)の設定:前述のHanger Setting画面でCenter of Gravityの調整もできる。これをプラス(ノーズ側)にずらすとグライダーの安定性が高まり、マイナス(テール側)にずらすと操縦性能が上がる(つまり少し不安定になるということ)。さらに、L/Dや低速での上昇率が少し上がるらしいが、残念ながらCondor Ver1の時の時の説明ではL/Dの性能の上昇まではシミュレートできていないということであった。Ver1の頃は多くの欧米の人たちは−3で飛んでいたが、最近は−2の人が多いと思う。マイナスにずらし過ぎると不安定になるといわれていて、ほどほどの設定が良さそうだが、0、−2、−3でどの位操縦性能に違いが出てくるのかは自分ではよくわからない。私的にはおまじないのようなものである。どなたかフライトにどう変化が出てくるのかご存知の方は教えて欲しい。
3.フラップ
昨日の結果を調べてみたら平均速度の速い人と遅い人でmGN(mean glide number)の値が結構違っていた。これはMC値による巡航速度とフラップの設定があっていなくて性能を十分に出せていないのではないかと思った。
Condor2ではフルバラスト時のフラップの目安は速度計のリングに書かれているのでそれを目安にガチャガチャと動かしていく。高速巡航時はフラップのレバーをノーズ側に動かす方向で、旋回中にフラップ下げにするときは手前に引っ張る方向。これを私はトリムと同じく機体の挙動がノーズダウン、ノーズアップになる方向と考えて動かしている。
ただ、Condorの場合コックピット内の表示がわかりにくくて、いつもちょっと動かしてみては画面の右下に出てくる表示を見て確認している状況。改めてVentus3のコックピットの表示を見たらフラップ上げの方はだいぶんずれている感じがした。以前、フラップに慣れるまでは、サーマルに入ってフラップを下げるときや、逆にサーマルを出て巡航するまで頭の中で数を数えて動かしていた時もあった。
CoTASAのマニュアルより |
MC2〜2.5くらいだと大体200km/hくらいの巡航速度になるのだが、大体どの機体でもフラップの切り替えの境目くらいであることが多く、CoTASAのアラームがうるさいと感じることも多い。なくても速度計のリングを見ながら調整できるが、CoTASAはあったらあったで重宝する。興味のある方はお試しください。ダウンロードページはこちら(https://condorutill.fr)。
私がVentus3-18をフルバラストで飛ぶとどうなるか。CoTASAを使いながら飛んだ時のサーマリングの模様を動画にしたので、こちらも興味の有る方はどうぞ。動画リンクはこちら。
さて、次の土曜日は3月の最終週。Matamataを使った18mクラスのタスクは次回で一区切り。4月からはどこに行きましょうか?もしご希望のシーナリーがありましたら連絡ください。(NT3)
先週のフライトではPlane Icon Rangeを1kmとしたことへ面白いとのコメントを何人かからいただきました。ヒントがないけど自分のフライトに集中出来る、どこにいるか分からないので他機警戒に注意を払ったり他機がどこで回っているか周りをよく見るようになったとの感想です。安全確保のためにはペイントも重要なのかもしれません。デフォルトのほぼ真っ白な機体ではなく、翼端に色をつけたカラーリングを選ぶとよいと思います。
さて、今回のタスクです。
関東/甲信越地方のCondorシーナリー「Japan-East」を公開します。 本当はCondor Clubで公開したかったのですがTextureのばらつきが多いので却下されてしまいました。エリア的にはSeguiさん作成のCentral Japan2と完全にかぶっていますが...