2021/10/17

Valve Indexを使う際の設定方法(Condor2)

 今回はVRの話題です。

 いつもタスクサーバに入ってきていただいているKONさんから、VR使用時にもっと視野角のとれるValve Index に乗り換えたのだが意外と設定が難しかったのでその方法について皆さんにも共有したい、ということで連絡がありました。以下、ご紹介しますのでValve Index購入後の設定にお役立てください。(NT3)

+++++(以下、KONさんからの投稿です)+++++


Oculusの視野が狭いのが嫌だったので、「もっと広い視野のゴーグルが欲しい!」と思って、Valve Index (https://degicashop.com/collections/valve-index)を買いました。

 

Valve Index は Oculus よりも視野角が広いです。Oculusだと双眼鏡を覗いている気分だったのですが、Valve Indexだと水中メガネくらいの感じに改善されます。

それから、ウィンチ曳航の際、Oculus だと正面を見ていると空しか見えないので機体の水平を保つのが難しいのですが、Valve Index だと周囲がもっと見えるのでかなり楽になります。

但し、Valve Index はOculus と比べて値段が3倍も高く、そこまでのお金を払うか?と言うと評価の分かれるところですね(^^)v


さて、Valve IndexはCondorの標準のVRではないので、その設定に非常に苦労しました。そこで、今後、もし Valve Indexを買う人がいたらその参考になればと思い、設定方法を記録しておきます。


【準備】

1.グラフィックボードのドライバを最新にする。

ドライバは「NVIDIAドライバダウンロード」からダウンロード(https://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp)

その際、グラフィックボードのタイプ等を入力する必要があるので、その情報は、以下の方法で調査。

(a) 画面左下の「スタート」ボタンを右クリックして「検索」または「ファイル名を指定して実行」を開き、「dxdiag」と入力する

(b) 「ドライバがデジタル署名されているかどうかを確認しますか?」と表示された場合は「はい」をクリックする

(c) 表示された診断ツールから「ディスプレイ」タブをクリックすると、グラフィックボードの情報が確認できる

ちなみに私のグラフィックボードはNVIDIA GTX 1050 Tiで、Valve Index の推奨ドライバよりも低性能だったが、Condorは問題なく飛べた。

2. Steamをインストール https://store.steampowered.com/?l=japanese

3. Steam VRをインストール https://store.steampowered.com/app/250820/SteamVR/

4. Reviveをインストール https://github.com/LibreVR/Revive/releases (←リンク修正しました。10/18)

v1.9.2より古くないとダメらしい。

(未確認だが、少なくとも、V1.9.2ならうまくいった。)

5. Condor 2本体(condor.exe)が保存されているフォルダをショートカットとして作成。

例: C:\Condor2

6. Reviveが保存されているフォルダの中の Reviveinjector.exeが入っているフォルダをショートカットとして作成。

例: C:\Program Files\Revive\Revive\x64

【スタンドアローンでのCondorの起動】

1. Steam を起動。

2. Steam VRを起動 (Steamの画面でSteam VRのアイコンをクリック)

3. 上記のショートカットを作成した2つのフォルダを開いて、Condor2.exeをReviveinjectorのアイコンの上にドラッグするとCondor が起動する。


【Condorのレースの参加】

1. 時間になったら、(Condorを起動していない状態で)Serverlist から目的のレースをクリック。

2. Condorが(VRでない状態で)立ち上がるので、IP Address をコピー

3. Condorを一旦閉じる。

4. 上記の【スタンドアローンでのCondorの起動】の手順でCondorを起動。

5. MULTIPLAYERをクリック

6. Host Addressに上記でコピーしたIP Addressをペーストし、Joinをクリック


【注意】

1. Start Flightをクリック後、シーナリーの起動画面が出たら、フライト中と同じ姿勢でゴーグルをつけ正面を向くこと。その時のゴーグルの位置でVR内の機体の高さと方向が決まるので注意すること。(例えば、この時に右を向いていたら、機体が右を向いた状態でフライトが始まってしまう。)

2. ゴーグルのレンズを手前にした方が広い視野角を得られるが、メガネをかけている場合、レンズを手前にしすぎるとメガネでゴーグルのレンズに傷をつける可能性がある。100円ショップでスマホ用の透明保護カバーを買ってきてレンズに貼るとよい。(私は使用2日目にレンズに傷をつけてしまった。)

3. CoTASAはVR内では見ることができないようだ。(Oculusの場合はデスクトップに固定することによりVR内で表示できた。)但し、音は聞こえるのでフラップの上げ下げの判断はできる。また、Condor の表示をWindowedにしておけば、PCの画面にCoTASAが表示されるので、ゴーグルの鼻の隙間からPCの画面を見ればフラップの現在位置や水の量もわかる。(フラップの現在位置は、試しに操作すればVR画面上の右下に出てくるのでそれで確かめられるが。)

4. CondorのForumには、起動時にフォルダを開いてドラッグしたり、IPアドレスをコピペしたりしなくてよいような便利ツールが公開されている。(https://www.condorsoaring.com/forums/viewtopic.php?t=19133)

しかし、インストールしてみたが、うまくいかなかった。(コンドルは一応立ち上がるが、ジョイスティックの操作を全く受け付けず、音も出ない。)

++++++++++++++++++++++++++

2021/10/11

ボイスチャット Discordの設定

 2週間ほど前からDiscordのサーバーを開設してCondorのタスクチャレンジ中にボイスチャットを始めました。毎週土曜日のJP Saturday Flightに参加されている方で興味のある方は以下のリンクで参加ください。チャンネル名は「Condor2 Saturday Flight」です。
 https://discord.gg/Eb6GR77

 ということで、今回はCondorで飛ぶ時のDiscordの設定をどうすれば良いのか忘備録もかねて記してみました。

 まずはPCとDiscordの関係についてですが、いくつか組み合わせが考えられます。

Sony イヤホンSTH40DJP

(1)Condorの音声はPCに接続したスピーカーから、Discordはスマホ/タブレットから。
→私はこの方式を使っているのですが、Discord用に右のような耳を塞がないタイプのイヤホンを使っていて、PC接続のスピーカーとスマホの両方から音声を聞いています。マイクはイヤホンに付いているものを通話に使ってます。スマホの本体のスピーカー・マイクを使う場合は置く場所が問題になるのでフライト中は少し大きな声で話すことになるかもしれません。






エレコム 
ボイスチャットミキサー
(2)上記の変形でPCのCondorの音と、スマホ/タブレットのDiscordの音をミックスさせて一緒にヘッドセットで聴く方法もあります。右の様なミキサーが販売されているので便利そうなのですが、iPhoneをお使いの方は注意が必要です。最近のiPhoneのモデルではイヤホン/マイク端子が無くなっていますし、はっきりとは書いていないのですがこのミキサーが対応しているのはAndroidだけのようです。
 普段Condorの時にヘッドホンを使っている方で、Androidスマホ/タブレットをお使いの方はこちらがお手軽だと思います。似たような商品がSwitch/PS4用としていろいろ出ていて、いずれもお値段は1,500円前後です。


(3)さて、それでは最後にPC上でCondorとDiscordの両方を走らせる方法です。デスクトップPCをお使いの方は普通はマイクが付いていないので何かチャット用のマイクを用意ください。テレビ会議用にWebカメラをお持ちの方はカメラについているマイクを流用できると思いますが、スピーカーを使っている場合は常にピーピーなっているので少し置き場所に工夫が必要かもしれません。Oculus Quest2やOculus Riftの方はもともとヘッドセットにマイクが付いているのでDiscordの設定画面でヘッドセットのマイクを選択するだけで使えるようになると思います。

 では、Discordの設定方法です。アプリのダウンロードはこちらから。

(1)Discordの画面の左下の方にある歯車が設定ボタンです。
(2)まずは、ここからWindows設定にいって、PCの起動時にDiscordが立ち上がらないようにチェックを外します。これを忘れると、パソコンを使っている間ずっとDiscordにつながってしまいます。











(3)次に音声接続の設定をします。 音声・ビデオ設定画面に入ると「入力デバイス」「出力デバイス」をそれぞれに選ぶことができるのでお使いの状況に合わせてデバイス・音量を設定ください。
 なお、OculusではヘッドセットのマイクがPCに認識されないことがあるようです。その場合は以下のリンクが参考になるのではないかと思います。

 その他の設定は私のところではデフォルトのままで問題なさそうですが、本物のグライダーの様にプッシュボタンを押したときだけマイクがオンになるような設定もできます。また、会話をしているときにはゲーム音を小さくするような機能もあるので一通り音声・ビデオ設定画面を眺めてみてお気に入りの設定を見つけてください。


(4)それでは次にDiscordにCondorをゲームとして認識させて、Condorを使っている間にDiscordのユーザー名をオーバーレイ表示できるように設定します。

 まずは、アクティビティ設定のアクティビティステータスを開いてください。初めてのときは「ゲームを検出できません」と出てくるので、Condorを立ち上げた後に、「追加する」をクリックし、プルダウンからCondorを選択して登録します。


 登録をした段階ではまだオーバーレイが無効になっているので、表示右側のアイコンをクリックしてオーバーレイを有効にしておいてください。





(5)最後にゲームオーバーレイ設定画面に移動します。ここもデフォルトのままで問題はありませんが、ユーザーの参加状況をどのように表示するか、画面のどの隅に表示するかを好みに合わせて変更することができるのでお好みに合わせて設定ください。








 以上で設定は終わりです。Competitionになると作戦を明かしたくなかったりするので無口になると思いますが、普段のタスクチャレンジであればみんなでわいわい話をしながら飛ぶのもまた楽しいものです。あそこはサーマル強かった、こっちは沈下だったとか、フライト後のハンガートークも楽しいので皆さん奮って参加ください。

 なお、土曜日のタスクにはまだあまり学生さんたちが入ってきてくれていないのですが、こうしたトークが結構参考になると思います。臆せずどんどんタスクチャレンジして、会話にも参加していただければと思います。(NT3)

Japan-East:関東/甲信越のシーナリー公開

  関東/甲信越地方のCondorシーナリー「Japan-East」を公開します。  本当はCondor Clubで公開したかったのですがTextureのばらつきが多いので却下されてしまいました。エリア的にはSeguiさん作成のCentral Japan2と完全にかぶっていますが...