前回はヘッドトラッキング老舗のTrackIRの解説を書いたのですが、これは結構なお値段がするのでちょっと手が出にくいかもしれません。そういう方にはWebカメラやスマホを使ったヘッドトラッキングが意外と使えるのでお試し下さい。
ということで、前回のブログでこんな方法もあると書いた③OpenTrack+Arucoマーカー、④OpenTrack+スマホ/タブレットのアプリを使った方法について説明します。
【OpenTrack+Arucoマーカー】
これはなにかというと、頭に付けた検出用マーカーをWebカメラで検知して、PCにインストールしたOpenSourceのソフトであるOpenTrackを使ってマーカーの動きを視点の動きに変換してしまおうというもの。OpenTrackをインストールすると右の画像のようなタコ君が出てきてこれが頭の動きに合わせてくるくる動いてちゃんとソフトが動いているよと教えてくれます。(出典)http://itemy.net/?p=38 |
しかし、こんなのを頭につけて画面に向って真剣にフライトしている姿を家族にみられたら。。。ちょっと恥ずかしい?
【OpenTrack+スマホ/タブレットアプリ】
次にご紹介するのは、頭に余計なものを付けるのではなくスマホ/タブレットを使って顔そのものを検知してその動きを変換してPCに送ってしまおうというもの。こちらの方がスマートといえばスマートです。iOS, Androidどちらにもいろいろとアプリが出ていて、お値段200円くらいから2000円くらいまでと行ったところでしょうか。
問題は使っている間はスマホ/タブレットが他の用途には使えなくなるということ。電話かかってきたらアウトですし、アプリが忙しく働いているので充電が必要だったりスマホが結構熱くなったりします。スマホの置き方にも工夫が必要なのでフレキシブルなスマホスタンドがあるといいですね。
古いスマホが捨てられなくて大事に持っていらっしゃる方は引っ張り出してきてヘッドトラッキング専用に使って見てはいかがでしょうか。
アプリそのものはいろいろな種類がありますがいまいち期待通りに働いてくれないアプリもあるのでちょっと悩みどころです。以下、私が使ったことがあるのをちょっと書いてみると。。。
・SmoothTrack 👍→お値段千円くらい。これは結構使えると思う。電力食わないように画面消去機能もある。今見てみたらUSB接続でLatencyを抑えることが出来るようになっている。これなら電池切れの心配もない。私の書いた解説はこちら。その1、その2。
・FacePoseApp 👎→アプリ内課金で400円くらいでお手ごろなんですが、私の環境では上手く働いてくれませんでした。まずは無料バージョンでお試しを。
・Smart Head Track for OpenTrack 👎→こちらもアプリ内課金で800円くらい、あんまり上手く動かなかったです。
私は使ったことがないものの興味あるのがこちら。新しいiPhoneのTrueDepth機能を使ったものなので使える機種が限られていて、私の持っているiPhoneは残念ながら古いので試していません。😞
・JBC Head Tracker ❓→ アプリ内課金で250円。ちなみにOpenTrack用のProfileはこちらのサイトのものを参考に使わせてもらいました。
この他にもアプリストアでHead Trackingとかヘッドトラッキングで検索すると新しいアプリが出てくるかもしれないので探してみて下さい。
ヘッドトラッキングについて何かご質問などありましたら、Twitter、このブログへのコメント何でもよいのでお問い合わせ下さい。Condorを楽しんでいる皆さんにはどんどん使っていただきたいので、可能な限りお手伝いしたいと思います。
では、今回はこのあたりで。😌
次回はVRについて書いて見たいと思います。 (NT3)
0 件のコメント:
コメントを投稿