2021/07/10

PC上でXCSoarを使う方法(その3)

  前回まで、CondorとXCSoarとの接続方法、XCSoarへのマップ、ポーラーの読み込みについて説明したので、今回はCondorタスクのXCSoarへのインポートの仕方について説明します。


【CondorのタスクファイルをXCSoarのタスクファイルに変換するツールの導入】

 前回、ポーラーをダウンロードしたCondorUTillのサイトからCoTaCo(COndor TAsk COnverter)というツールをダウンロードし、Zipファイルを解凍します。このツールはWindows上でインストール必要はありませんので、お好きなところにフォルダーごと保管してください。

 

【CoTaCoを使ったタスクファイルの変換】

 CoTaCoでは、①Condorタスクファイルの読み込み②シーナリーに対応したXCSoarのマップの読み込み③変換データの書き出しへと進みます。

 CoTaCoはツールをダブルクリックして起動することもできますし、Condorタスクファイルをドロップしてファイル変換を始めることもできます。その他、Condorのフライト前に自動的に読み込んでXCSoarに流し込むこともできるようですが、私にはそのためのScriptを整理するのが面倒なことと、普段は外付けのタブレットを使っていることから変換後に手作業でファイルをタブレットに転送しています。

 ①すでにCondorのタスクファイルがある場合は、ツールを直接開いてタスクファイルを選択する、あるいはファイルエクスプローラーからタスクファイルをドラッグ/ドロップで起動します。オンラインタスクサーバに参加しているときは、サーバ接続後フライトに入る前にCondor上でいったんタスクを保存し、そのデータを読み込み/変換します。そのため、事前にCondorのタスクファイルをCondor Club等から入手できるときはよいのですが、入ってみないとタスクファイルが作れない場合はエントリーに時間の余裕をもって進めてください。オンラインサーバに入るときは、バラストの準備やタスク/気象の確認など結構忙しいので、さらにXCSoarのタスク変換/転送が入ると大事なことを忘れてしまうことが多く注意が必要です。

 ②さて、次にタスクが設定されたXCSoarのマップデータの読み込みに進みます。PC上でXCSoarを使う場合は(その2)で説明したようにCondor Clubからマップをインストールしている場合は、XCSoarのデータフォルダーに入っているので、初回だけはどのファイルか選択する必要がありますが、一度選択すると次回からは聞かれなくなります。もしこの紐付けを間違えてしまった場合は、その情報はCoTaCo_maps.tx というファイルに保存されていますので、このファイルを適当なテキストエディターで開いてシーナリーの該当するところを消去してからもう一度設定してください。同じシーナリーのタスクであれば、二回目以降はこの②の手順はスキップして次に進みます。

 ③最後にCoTaCoから保存先はどこですかと聞かれるのでXCSoarのデータフォルダーの中に適当なフォルダーを作ってそこに保存してください。この保存先も最初の時だけで次回からは出てきません。

 ④さて、一度タスクの変換をしたところでAATのタスク読み込みのための設定を行います。実は一度このツールを回してあげないとCoTaCoの設定ファイルができません。ということで、CoTaCoのあるフォルダーに新しく作られたCoTaCo.iniファイルを適当なテキストエディターで開いてください。

 Condorのタスクファイルには通常のスピードタスクとAATを区別できないので、便宜上、半径5km以上のTPがあるタスクをAATタスクとして自動認識するように設定します。CoTaCo.iniファイルを眺めてAAT modeと書いてあるところを探し、デフォルト値の0を2(=auto-detect)に修正して保存します。そうすると次回から最低飛行時間を入力する画面が出てくるのでAATの場合は時間を分で入力し、通常のスピードタスクの場合は最低飛行時間として0を入力します。

  

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 ところで、事前にタスクの攻め方を研究する場合、Condorでは世界中のエリアを飛び回っているので少し困ったことが起きてしまいます。マップが前回XCSoarを終了したときの緯度経度の地点を表示しているので、前回と違う場所からスタートするときはマップもタスクも全く画面に表示されていない時があります。そうした場合は可能であれば一度Condorでタスクを立ち上げてFree Flightを行ってGPSデータをXCSoarに伝えてあげると出発点がマップ中央に表示されてきます。

 次にAATのタスクの攻め方を検討するときのコツですが、いったんタスクを読み込んだ後に機体・バラストを設定してからMC値を1.5、2.0、2.5、3.0、3.5などと入力してみてください。そうするとMC値に合わせて推奨コースが変わるので、どういう飛び方をするとスピードを最大にできるのか示されてきます。以下、タスクを載せておきますので、試しにダウンロードしてXCSoarがどんな風に使えるのか試してみてください。右図で推奨TPのところに弧が描かれているのですが、これはこのラインより遠くまでいけばタスクの距離が稼げるということですので、この弧を見ながら効率的なフライトをしてください。

 通常のスピードタスクはTPに必ず到達しないといけないですが、AATでは気象や地形を見ながら自分で判断しなくてはいけないので、自由度が高く、初めはとっつきにくいですがだんだん面白くなりますのでぜひチャレンジを続けてください。(NT3) 

 7月10日(土)JP Saturday Flight (エントリー時間 20:50~21:20)

  Condor +XCsoarタスクファイル

 


 









2021/07/07

PC上でXCSoarを使う方法(その2)

  さて、XCSoarとCondorの接続ができたところで、こんどはXCSoarにCondor専用のデータを導入していきます。今回説明するのはマップと各グライダーのポーラーデータ。XCSoarの基本的な使い方はまた後ほど。


【Condor用のマップの導入】

 XCSoarの本家サイトでは地域ごとのマップデータ(.xcm)をダウンロードできる他にも、自分で緯度経度を入力して独自のマップデータをダウンロードすることができます。でも、そちらでCondorのシーナリーに合わせた範囲を選ぶのは結構面倒だったりします。そうしたところ、最近、Condor Clubが提供しているCondor Updater(Condor Clubのアカウント必要。無料アカウントでOK)がXCSoar用のマップデータも検索・ダウンロードすることができるようになったのでお手軽に導入できるようになりました。シーナリーデータからXCSoar用のマップデータを作ってくれている有志の方には感謝するところです。


①Condor Updaterを開いたら、Goodiesに進み、右下のLook for new goodiesをクリックします。


②次にNameにシーナリー名をタイプしてFindをクリック。右の例ではSloveniaと入力しましたが、うまく見つからない場合は綴りの途中までで検索してみるとか、Goody FamilyにXCSoar Mapを選択したりして探してみてください。右の例ではAlready installedとでてしまっていますが、まだダウンロードしていない場合はAdd to basketとでているのでそこをクリックします。


③ちょっとここでXCSoarのマップをダウンローとするついでにCondor内のPDAの代替えマップも導入してしまいましょう。自分が見やすいなと思うものを探して、好みのファイルを選び終わったら右下に出てきたInstall ** goodiesをクリックしてダウンロードを始めます。

 これでPDAマップの方は所定のシーナリーのフォルダーに保存され、XCSoarのマップはC:\Users\(User name)\Documents\XCSoarDataに保存されます。


④さて、XCSoarのマップがインストールできたら、今度はXCSoarでマップデータを読み込みます。また、画面をダブルクリックした後、Config→Systemへと進みます。


②そうするとちょうど最初にSite Filesという項目があるのでそれをクリックします。

③Map databaseの欄をクリックして、表示したいマップを選択、最後にSelectをクリックします。後は順番にCloseして元の画面に戻ります。この時はまだマップ画面は真っ白かもしれませんが、一度Condorでフライトを始めるとインストールしたマップが表示されると思います。




【グライダーのポーラーデータ】

 XCSoarにも主要グライダーのポーラーデータが入っているのでそれを読み込んでグライダーのプロファイルを作ることもできますが、CondorのグライダーのデータからXCSoar用のプロファイルを作ってくれている方がおられるのでありがたく使わせてもらいます。Condorでは製造時の性能をSimulateしているので、いわゆるスッピンの状態で常に飛べて、虫の付着や経年劣化を気にする必要がなく、何年経っても最大性能で飛ぶことができます。これをどう思うかは別にして、まぁCondorのグライダー性能を最大限に生かす計算をXCSoarにしてもらいましょう。


①データの方はこちらのCondorUTillのページでMarcさんが公開してくれています。Polars for XCSoar and LK8000のところからデータをダウンロードしてください。Condorの方で新しい機体が出てHangar Updateが公開されるとこのページで新しいデータが公開されるのでダウンロードして更新してください。時々、新規機体だけでなくて従来の機体のポーラーデータの修正が入るときもあるので注意してこのページの説明を読んで必要に応じてデータを入れ替えましょう。

②データの保存先は先のXCSoarのデータフォルダーなんですが、いろいろなデータがごちゃごちゃ入ってくると分かりにくくなるので、私はこのデータフォルダーの中にMapやGlider、Taskといったフォルダーを作成して分類して保存するようにしています。XCSoarはデータフォルダーの中にあるデータはすべて読み込んでくれるのでフォルダー名は自由につくって構いません。


③それでは、XCSoarに入って、グライダーの選択をしましょう。画面をダブルクリックしてConfigに入り、今度はPlaneをクリックします。


④そうすると、すでにCondorのグライダーがすべて登録されているので、フライトする機体を選択してActivateをクリックするだけです。


 さて、いくつかの機体にはFXBという枝番がついたものがあります。これはなにかというと、複座の場合は後席を載せたときに使い、単座機では右図のようにFixed Ballast にチェックマークを入れたときに使います。Fixed Ballastにチェックを入れると翼面荷重が少し増えるので高速性能が少し良くなります。正確な説明ではないと思いますが、私はこの設定は学生時代に合宿で自分の登場順が来たときにいつもバラストを担いでランウェイを走って行ったのですが、そうしたバラストを使って少しでも翼面荷重を増やすのかなぁと思っています。

 なお、CondorではClubクラスの場合はタスクでAllまたはOpenクラスの場合以外は水バラストと同じようにこのFixed Ballastもグレー表示で選択できないようになっています。


⑤ここで機体を選択したのでフライト前に水バラストの設定をします。これを忘れるとファイナルグライドの計算がおかしくなってしまうので忘れないでください。ただし、一旦XCSoarを終了してしまうと水バラストの設定はリセットされてしまうので、フライト前に確認することを忘れないでください。フライトが始まってからでもXCSoarの設定もできますが、水の重量を控えることを忘れてしまうとお手上げです。この水バラストの設定はConfigからFlightに入っていきます。XCSoarでは5リットル刻みなのですが、端数の場合はいったん少し多めに設定した後で水バラスト放出のボタンを押して適当なところでストップさせて水の量をあわせます。出しすぎてしまったら、一度多めに戻してから放出をやり直してください。

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 さぁ、以上でマップ、機体に関する設定は終わりです。次にCondorのタスクをXCSoarに取り込むのですが、その方法については次のブログポストで説明します。 (NT3)


PC上でXCSoarを使う方法(その1)

  先のブログでAATを攻めるのにはXCSoarがあると便利だと書きましたが、PCを2画面で使っている方はCondorとは別画面でXCSoarを表示しながらフライトをすることができます。1画面しかない方でもコースの地形確認やAATの事前のタスク確認・作戦作りなどに使えるのでぜひインストールしてみてください。

 スマホ/タブレットで使う場合は接続方法が少し異なりますが自由度は高まります。また、VRの方はVRの中に取り込むのに一手間かかりますが、まずはXCSoarをPCにインストールして使い方に徐々に慣れてから取り込むとよいと思います。

 では、まずはXCSoarのインストール、Condorとの接続について説明します。

【概要】

 CondorからGPSデータ(NMEA)を出力してXCSoarで読み込むのですが、その際にシリアル接続が必要であり、PC上で仮想ブリッジを作って割り当て、CondorとXCSoarが通信できるようにします。

(NMEA:National Marine Electronics Association、ここのGPSのデータの規格のこと。日本では「エヌメア」と呼ぶことが多いようだが、英語圏では「nee ma」と読むらしい。日本ではGPUのブランドNVIDIAみたいな呼び方か😃)

【仮想シリアルポートの設定】

こちらのサイトからFree Virtual Serial Portsをダウンロードしてインストールします。XCSoarを使うのには無料の基本機能版で大丈夫ですのでアップグレードを要求された場合は、Continue with limited featuresをクリックして進んでください。
②インストール後、Virtual Serial Port Toolsを立ち上げたら、Create Local Bridgeをクリックします。そうすると、現在使われていない二つのポート名が表示されるのでCreateをクリックして仮想シリアルポートのブリッジを作ります。

③ブリッジが作成されたら画面上に二つのCOMポートの間にブリッジが作成されていることが表示されます。これ以降、これらの二つのポートにCondorとXCSoarを接続していきます。
 なお、このLocal Bridgeは再度このツールを立ち上げなくてもシステム上有効になっていますが、もしCondorとXCSoarの接続ができなくなった場合はもう一度ツールを立ち上げてBridgeが形成されているかどうか確認してみてください。

【CondorのCOMポートの設定】


①Setting画面から、Optionsに進み、NMEA outputをEnableにした後、先ほど作成したシリアルポートブリッジの片方のCOMポートを選択します。



【XCSoarのインストール、COMポートの設定】

①まずはこちらのサイトからXCSoarのWindows版をダウンロードします。Exeファイルはインストールファイルではなくアプリそのものですので、お好みのところに保存してください。ショートカットを作成してデスクトップにおいておくと便利だと思います。


②次にXCSoarを立ち上げ、FLYモードに入ります。

③真ん中の空白部分をダブルクリックした後、Config、Devicesと進んでいきます。

④そうしたらAのところにCondorのデータ受信の設定をしましょう。Editボタンをクリックして、Portにもう一つの仮想COMポートを設定して、DriverにはCondor Soaring Simulatorを選択し、最後にOKをクリックします。


 これで接続設定は終了。後は順番にクローズして初期画面に戻ります。


では、早速試してみましょう。XCSoarを立ち上げたままCondorを立ち上げます。二画面で使っている方はCondorとは別の画面にXCSoarを持っていきます。一画面の方はいったんCondorを小さなWindowed画面にして立ち上げましょう。Condorのフライトを開始して、XCSoarの画面から「GPS not connected」の表示が消えて、機体マークが出てきたら接続は成功です。

 なお、この時点では全くマップが表示されませんが、Condor用のマップやグライダーのデータは取り込みや設定については次のブログポストで説明します。  (NT3)

2021/07/03

AAT/S (Speed Assigned Area Task)

  7月のJP Saturday Flightはこれまでと違ってAATというタスク形式のレースを行います。

 AATまたはAAT/S、Speed Assigned Area Taskといって、大ざっぱに言うとフライト時間を一定にして、パイロットが自由にTPを決められるタスク。速い人は遠くまで飛んで平均速度を上げ、遅い人は短く飛んで、タスクラインを全選手がだいたい同じころに飛んでいく協議方式です。この方法だと、遅い人でもおいてきぼり感を感じることが少なく、一方で上級者は地形と気象条件で都度都度判断を要求されながら自分で仮想TPを考えなくてはいけなくて、幅広いレベルの人が同時に楽しめるレース形式となっています。

 それでは、もう少し詳しく説明していきましょう。


1.タスク例:7月3日のタスクは右のようになっています。

スタートライン:幅6km、海抜1,500m以下

第一レグ:62km、第二レグ:76km、第三レグ:41km、合計178.6km

TP1は半径30kmの円、TP2は半径20kmの円になっていますので、一番短いコースをとると87.65km、一番長いコースをとると273.02kmのフライトをすることができます。

今回のタスクでは最低飛行時間を1時間30分としています。

AATでは最短時間を競うのではなく、平均速度を競います。そのため同じ時間で飛んでくるならできるだけ遠くまで飛んできたほうが平均速度が高くなり、高い得点を取ることができます。パイロットはそれぞれがこの大きな円の中で自由にTPを設定することができ、距離の計算はOLCのようにPCで一番遠くまで行った地点をGPSデータから検出して自動的に距離計算をして速度を求めるようになっています。

さて、では既定の時間より早くゴールしてきた人、たとえば最短距離を使って1時間ちょうどで帰ってきた人はどうなるか。最短距離は87.65km、それを1時間で飛んできたのですが、計算に使う飛行時間は最低飛行時間の1時間30分となります。そのため、平均速度は

87.7km÷1.5h=58.5km/hとなります。

一方、タスク通り178.6kmをちょうど1時間30分で飛んできた人は

178.6km÷1.5h=119.1km/h

なお、最低飛行時間以上に飛んだらどうなるかというのは、サーマル条件や地形などさまざまな要因があるので難しいのですが、単純な平地でサーマル強度や出現する確率が全く同じ状況であれば、最低飛行時間以上に飛んだ場合はスタート時点での高度を十分に生かすことができず、長く飛べば飛ぶほど平均速度が低くなります。

そこで、フライトの理想は、自分の持てる最大限の技量を使って遠くまで飛び最低飛行時間をちょっと過ぎる時間でゴールすることということになります。

2.AATの飛び方

 AATを攻める場合、大事なのは飛行途中にタスクを何分飛んだかわかるようにしておくということです。残念ながらCondorのPDAではタスクスタートからのストップウォッチ機能がついていないので、XCSoarなどの外付けのフライトンピューターを使うか、フライト中にTabキーを押してRealtime Scoringで自分のタスクタイムを確認してください。いつもは私の設定するタスクではRealtime ScoringはOffにしてありますが、今月はOnにしてあります。

 この時間を見ながら各レグでどのくらいの時間をかけながら進んでいくのか、AATではフライト前に考えておく必要があります。普通の三角の場合は最初のエリアではできるだけ深く距離を稼いで、最後のエリアで最終調整をしながらファイナルグライドに入ります。つまり、時間に余裕があれば距離を伸ばし、時間が足りないと思えば手前の方でファイナルグライドに入るということです。

 さて、このファイナルグライドに入るタイミングを計るのが結構難しくて、通常ファイナルグライドはかなりのスピードになるので、旋回中にPDAを見てゴールまで後何分かかるかを確認していても、いざFGに入ったときにもう一度PDAを見ると予想よりもかなり短い時間でゴールすることがわかったりします。そうした場合はタイミングにもよりますが、もう後戻りは聞きません。時間と高度のロスに耐えられるだけのものがあればもう一度きびすを返して攻め直すことができますが、その判断は難しいところです。


3.フライトの実例

 右の軌跡は私が練習用に作ったタスクで、シーナリーはLiban、距離は182.1km (min: 110.4km, max: 256.6km)、最低飛行時間1時間30分、TP1/TP2のエリアはそれぞれ20kmとなっています。風はそれほど強くないですが西風なのでリッジが使えそうといったところです。

 私は今回は第一レグでは少し奥間で入ってから、リッジを使って第二レグを進み、TP2エリアをわずかにかすめて距離を稼ぎました。

 衛星写真では分かりにくいのですが、第二レグのタスクライン上にもリッジがあるので最初はそちらを進もうと思ったのですが、雲底が低くゴールに戻るのが難しそうだったのでそちらを通って奥に行くのをあきらめました。

 一度この画像をクリックして拡大してみて欲しいのですが、最終的な距離計算は赤の点線の三角の距離が自動計算されてスピードが出されます。結果は1:37:41、距離181.24km、スピードは111.32km/hとなりました。


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 AATではAssigned Area半径は数10kmの設定となり、結構現場に行ってから積雲のラインやサーマルの強さなどの状況を見ながら判断することになりますが、やはり事前の地形の確認と気象状況を予想した上での作戦を考えておく必要があります。

 この解説記事を書くのがかなり遅くなってしまいましたが、今日のタスクに参加するときの参考になれば幸いです。ご質問などありましたらこの記事へのコメントやTwitterでどうぞ。


(参考)

Youtube:以下英語版ですがYoutubeのキャプション、自動翻訳を使うと結構わかると思います。

AAT Tactics - Gliding 4分ほどの解説。ルールを簡潔に説明しています。

AAT Tasks: Mater Them To Improve Your Contest Flying! いつものPure Glideのページ。さまざまな状況にどう対処するかが解説されています。


XCSoarマニュアル AATを攻めるときはできればXCSoarなどのフライトコンピューターがあると便利です。Oculusでも多くの方が工夫して使っているようです。

XCSoar v6.4 マニュアル 日本語訳 38ページ「AATタスク, Manual Arm」

XCSoar v7.7 マニュアル 英語版 63ページ「Assigned Area Tasks」




2021/06/03

Condorのタスクサーバ用ユーティリティ:DSHelperの使い方

  Condorの最大の魅力はバーチャルなレースを楽しむこと。そのためには何人ものパイロットが入ってこれるようにタスクサーバを立ち上げる必要があります。Condorには基本的なサーバ機能がついているのですが、これには基本機能しかついていないのでHitzigerさんという方がDSHelper(Dedicated Server Helper)というユーティリティを作成して公開してくれています。ただ、これには説明書が付いていなくて、使い方が分かりにくいので説明を作ってみました。いまだに私にも使い方が判らない機能もいくつかあるのですが、以下の手順に従えば基本的なタスクサーバ運用をすることが出来ると思います。

 なお、このユーティリティを使うとネット上のタスクサーバを運用するだけでなく、タスクを後で一人でオフラインで飛びたいという時に自分のPC上で自分専用タスクサーバを立ち上げ、そこにCondorで入ってタスクチャレンジするといった運用をすることも可能です。自分のPCでHostとJoinの両方をやってしまうのです。

 ネット上のサーバに繋いでいるのではないのでオフラインといえるのですが、Free Flightではなくて自分のPCにMultiplayerでJoin接続しているので、途中でPキーを押した時にはオンラインサーバに接続している時のようにAutoPilotになってそのまま飛び続けます。一発勝負的な緊張感が高まりますし、タスクのスタート時間がオンラインタスクと同じ時間の設定でできるので後でFlight TrackをCondor Clubにアップした時に他の人のフライトとの直接の比較が出来るのでなかなか良いです。

 では、前置きはこのくらいにして使い方の説明に入りましょう。

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1。まずはユーティリティのダウンロード。こちらのページからダウンロードのページに進んでDSH.zipをゲット。説明はドイツ語ですが、ユーティリティは英語で動きます。


2。ダウンロードしたDSH.zipを任意の場所に解凍(私は判りやすくDesktopに保存しました)。ついでにDSHフォルダの中にServer Folderというフォルダを作っておきましょう。DSHフォルダの名前は自由に変えて結構です.



3。ここでおもむろにDSHelper.exeを立ち上げます。最初に立ち上げた時は、確認されていないソフトだと注意されるのでMore infoをクリックし、次に出てくる画面でRun anywayをクリックして強制的にユーティリティを立ち上げます。これは初回だけですので2回目からは出てこなくて直ぐにユーティリティの画面が出てきます。


4。さて、そうするとDefault Server Nameというサーバ設定が出てきますが、とりあえずこれはそのまま置いておきましょう。この時、いきなりこのDefault Server Nameを削除してしまうと後で面倒なことになる可能性があるので注意下さい。



5。さて、ではこれから自分が立ち上げたいサーバを準備します。Create New Serverをクリックして2で作成したServer Folderの下に新しいフォルダを作りサーバ名を入力し、OKをクリックします。そうすると左側のServer欄に新しく作ったフォルダの名前でサーバが作成されます。



6。次に新しく出来たサーバ名をクリックして設定を進めます。

①Servername:ここに入力した名前がネット上のサーバリストにサーバ名として表示されます。

②Join time limit:サーバスタート時間からのエントリー可能な時間です。通常20〜30分くらいが適当でしょう。パイロットのエントリーを締め切った時点から、タスク上で設定したタスクスタートまでの時間のカウントが始まります。例えば、タスク内の時間設定が12時00分であった時、サーバのスタートとともにCondor内での時計が動きはじめ、さらにJoin time limitが20分だとすると、12時20分になったところでエントリーが締め切られ、同時にRace inのカウントが始まります。ここでRace inが10分に設定されていたとすると、このタスクでは12時30分にゲートオープンしてレースが始まることになります。

③Password:登録者だけが参加出来るように、サーバ接続時にPasswordをかけることが可能です。

④Max towplanes:参加予想人数に合わせて曳航機の数を調整しましょう。

⑤Port:私は試したことがないのですが、もし同じPCで複数のサーバを運用したい場合はこのPort番号が異なるサーバを準備すると複数のタスクを同時に回すことが出来るそうです。

なお、Spectatorを入れたくない場合は最大参加人数を0にしておきましょう。


7。次に立ち上げたサーバをネット上のサーバリストに公表したくない場合はServerlistsタブで①のチェックマークを外します。これは(1)参加者が限定されていてさらにサーバのIPが分かっている場合や(2)自分のPCでサーバの立ち上げて一人タスク練習をする場合の二つの場合があります。前述の5の①のJoin time limitをオンラインタスクと同じ時間に設定しておくとゲートオープン時間が同じになるので他の選手と同じ条件でタスクを飛んで比較をすることが出来ます。Condorではタスクの気象条件設定と日時が同じであれば同じサーマル条件が再現されるようです。なお、自分のPCのタスクに入るにはMultiplayerでサーバアドレスにlocalhostと入力すると入れます。

 さらに、タスク終了後に結果のログを残したい場合は②RaceResultタブで設定、結果をメールで飛ばしたい場合は③Uploadタブで設定します。後者はDSHelperの設定画面でSMTPサーバの設定をしておく必要があります。

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 この後、設定したサーバに直接タスクを登録して直ぐに立ち上げることも出来るのですが、ここでは希望する時間にタスクを立ち上げるようにスケジュール機能を使います。

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8。タスク設定画面を終了し、SchedulerボタンをクリックしてScheduler画面に移動します。


9。追加ボタン①で新しいタスクを追加②したら、③Actionを追加します。






10。追加する内容は①Start a server、②③先に設定したServerを選択(タスクの登録はここではまだ必要ありません)、④にチェックマークを入れておくと参加した全員のフライトが終わって退出すると自動的にサーバが停止します。ここでネット上に公開するServer Nameとパスワードを上書きすることも可能です。





11。次に回したいタスクを①選択するとSaveボタンがクリック出来るようになるのでSaveします。





12。今度は①Triggerタブを選択して、②AddボタンからTriggerを起動、サーバを立ち上げたい③日付④時間を設定して、⑤Save。これで設定終了です。





【DSHelperの設定画面】

 ProgramメニューからSettingに行くと、DSHelperの設定画面に入りますが、使うとすればCondor InteractingとEmail Serverくらいでしょうか。前者ではタスクのイベント時にActionを起こすことが出来ます。画面右の①+ボタンで新しいActionラインを作成、プルタブキーから適当なActionを設定します。Say textの時は③に適当なTextを入力しておくと、イベント時にチャットメッセージが現れます。ただし、Condorは2バイト文字に対応していないので、残念ながらCondor上では日本語はいっさい通りません。フライト中にチャットメッセージを送ろうとした時に、不意に日本語モードになっていると何も表示されないですし、キーボードによる操作も出来なくなるので注意下さい。

 後者のEmail Serverはタスク終了時に結果をメールで送る時に使うSMTPサーバ情報を入力するところになります。

 

 以上、まずは希望の時間にサーバを立ち上げて終了する方法を解説しましたが、DSHelperではいろいろな設定が出来るので、プルタブやメニューをいろいろと眺めてみて下さい。ただ、どういう使い方をする機能かさっぱり分からないものもあります。まぁ基本的な指定の時間にタスクを立ち上げることと、タスク中のイベント時に何かのメッセージを自動的に出すくらいかなぁと思います。いろいろと試して参加者に楽しいタスクサーバの運用を試してみて下さい。なお、説明で分かりにくいところありましたら気軽に質問いただければ対応致しますのでいつでもどうぞ。  (NT3)

JP Saturday Flight:6月のタスク

  今月は都合によりタスクへの参加が難しいのですが、タスク設定、サーバ運用は続けます。タスク解説ブログはしばしお休みしますので、以下4回分まとめて。Condor Clubではそれぞれ当日朝9時に詳細公開されるのでWeatherチェックしたい方はそちらからどうぞ。

――6月タスク概要――

シーナリー:Haweqwa(南アフリカ、ケープタウンの東側)解説はこちら

Glider Class:20m MS(20m複座クラス)ハンデ付き。解説はこちら

エントリー時間:土曜日午後9時スタート、20分間

タスク:200km前後のサーマルタスク。速いかたで1時間半くらいだと思います。

その他:曳航高度は600m。スタート高度はR/Wから1,200mくらいですがR/Wの標高がかなり異なるので出発前に確認下さい。スタートゲートは60分オープン。Plane Icon Rangeは今回は1km。XCSoarタスクファイルGoogle Eathデータもご希望に応じてお使い下さい。


【6月5日(土)】

タスク:Caledon → Robertson → Worcester → Villersdorp → Caledon 194.6km

風:126° 15km/h

まずは、Haweqwaの地形慣熟。第三レグは南東の風なのでリッジが見込めます。ファイナルグライドに入る高度を考えてフライト下さい。


【6月12日(土)】

タスク:Ceres → Tullbach North → Waboons → Hermon → Worcester → De Doorns → Karoo Farm 181.4km

風:62° 14km/h

今度は少し標高のある盆地からスタート。TP1はさらに標高の高い盆地を越えたリッジの向こう側。まっすぐTP2に向うも良し、少し戻ってリッジで進むのも良し、どちらを選びますか?さて、TP3もさらに山を越えた風下側、あまり低くなると戻ってくるのが大変です。とは言え、弱いサーマルにしがみつくのは時間のロス。山越えに必要な高度を見極めながら次のサーマルに向けて移動しましょう。TP5、ゴールにむかうレグは風上に向っていくので斜面風は難しそう。さらにゴールは標高が少しあるので事前に確認しておいて下さい。先に説明したようにPDAでいくつかTPをまたいでゴールまでの必要高度をチェックしながら進むとよいと思います。距離は短いですが、意外とハマってしまうポイントが多くテクニカルなタスクになっています。


【6月19日(土)】

タスク:Babilonstoren  → Brabouw → Bloemenhof → Villersdorp → Babilonstoren 194.1km

風:232° 8km/h

風は少し弱いのですがリッジは使えるでしょうか?リッジはなくても斜面を使った強いサーマルはあるのかなぁと思ったりします。前回は少しテクニカルなタスクでしたが、今回はシンプルなサーマルタスクと言えるでしょう。


【6月26日(土)】

タスク:Kouebokke → Wabooms  → Moreson → Kleinmond → Helder → Bloemenhof 218.1km

風:56° 11km/h

さて、スタート高度は標高2,000mなのですが、実はR/Wの標高そのものが高い。タスクライン上の最初の山を越えるとだんだんと地表の標高が下がってくるのでどんどん前に進みたいところです。でも、その後TP1とTP2の間に山があるので低くなりすぎると苦しくなります。TP1の直後にリッジがあるのですがそこにはサーマルあるでしょうか?前半戦ではどこでドカーンと上がるかが勝負の分かれ目になるのではないかなと思います。その後はTP3へと一旦海の近くまで南下した後、内陸にTP4、ゴールへと向います。どこまで機体の性能を使ってぎりぎりの高度でゴール出来るか、途中の積雲の様子を見ながらチャレンジしてみて下さい。

さあ、6月のタスクはこんな4つのタスクです。それぞれテストフライトをしてみましたが飛んでて楽しいシーナリーですので皆さんにも楽しんでいただければ嬉しいです。(NT3)

2021/05/30

グライダーフライトの基本:旋回

  グライダー操縦の基本である旋回については以前書いたことがあるのですが、実機でのフライトを習ったことがない方、Condorにフライトシムから入ってきた方のためにもう少し詳しく書いてみました。Condor Club等でフライトトラックを他のパイロットと比較した時にどうしても平均上昇速度の差が気になる方はもう一度旋回操作の基本に戻ってサーマルの中で定常旋回をきれいに出来るように心がけて下さい。

 定常旋回の基本は①速度一定②バンク一定③滑らないの三つ。このために①エレベーター②エルロン③ラダーの三舵を調和しながら操作する必要があります。その他、風切り音を聞いて速度の変化を察知することや、実機では僅かなGを感じて姿勢の挙動を感じるのですが、Condorでは残念ながら風切り音は分かるものの、後者のGは残念ながら感じることは出来ません。

【速度(ピッチ)】

 まず①の速度ですが、単純に説明すると深い見下げ角(ピッチ)で飛ぶと速度が速くなり、浅い見下げ角で飛ぶと速度が遅くなります。最初に巡航時の速度管理を見てみると、速度計を見ながら必要な速度になった時にインパネとの位置関係を覚え、その後は速度計を見ないでその位置関係を一定にするように飛ぶと一定速度で飛べるということになります。さらに風切音の変化も速度変化を感じるツールになります。

 さて、今度は旋回中の速度管理ですが、これも同じで最終的に速度計で速度を確認後は、地平線が常にインパネの同じ所にあるように操縦します。私の場合は右図のように緑の矢印で示しているような地平線の位置を覚えてそれを一定に飛ぶようにしています。ただ、注意が必要なのはサーマルで高度をどんどん稼いでいくとだんだんその位置がずれていくこと。グライダーの高度が変わると結構地平線の見え方が変わってくるんですね。また、近くに山があって部分的に地平線が見えなくなるところがあると、見かけ上の地平線に惑わされて速度がふらふらと変化してしまうことがあります。実機だとそのあたりはGを感じて機体の動きで察知出来るのですが、そのあたりはCondorが完全なるシムにはならないところです。私の場合は山の中腹に仮想地平線を考えてピッチの変化を抑えるようにしています。

【バンク角度】

 次にバンク角になりますが、先の図の通り地平線と機体の水平との角度を見て一定に保つわけですが、今何度のバンク?というのは分かりにくいものです。グライダーによっては姿勢指示器がついているのでそれを見ると判りやすいので感覚を掴んで下さい。複座機で練習する時は後席の教官に特定の角度の旋回をしてもらったり、自分の旋回が何度くらいあるのか教えてもらえますが、特にそういう経験がないとバンク角度って分かりにくいと思います。その他CoTASAというツールをインストールすれば画面右下の部分に姿勢指示器を表示することが出来るようになります。通常旋回では30度、サーマル旋回では40〜45度と言われています。バンク角が強くなると速度管理がシビアになるのでしっかりと練習しましょう。

【滑り】

 最後に、滑りについてはキャノピー正面の毛糸の動きを見ます。エレベーターやエルロンは機体を動かしたい方向にぐっと力をいれば良いので分かりやすいですが、毛糸の動き(滑り)に関しては毛糸が左に振れたら右足を踏み出す、右なら左ととっさに動かすことが出来るように体に覚えさせて下さい。滑りは滑空性能を落としてしまうので、動力機以上にグライダーでは基本的には起こしてはいけないものです。特に旋回中、フルバラストで旋回して速度を抜いている時にはスピンに入りやすく致命傷となります。

 実は私がラダー操作をジョイスティックの捻りにしたくない理由はそこにあります。旋回中は微妙にラダーを当てていないといけなくて旋回中常に手首をひねっている必要があります。AキーでAuto Rudderを使うという方法はあるもののそういうCheatはしたくないし、手首の捻りを頻繁に使うことは結構手首に負担がかかるのでやっぱり実機と同じようにラダーペダルが必要だと考えています。旋回に入る時、旋回から出る時、滑りを起こさないように三舵を上手く使って操縦すること、それを三舵の調和といいます。航空部でグライダー操縦を習っている方はぜひラダーペダルを使ってCondorを操縦練習にも役立ててもらいたいと思っています。

 その他、サーマル旋回中の注意事項は

 a) サーマルのコアのプラスが非常に強い場合、左右の翼に働く上昇風に差ができてコア側の翼を押し上げてバンクを緩めようとする力が働く→つばさを煽られるのを感じたら直ぐにエルロンを捻り込んで姿勢を戻す

 b) 旋回中にサーマルのプラスの強いところに入ったら速度が出て、マイナスのところに入ったら速度が抜ける→大気の上下方向の動きが速度にも影響を与えるのですが、それに惑わされないようにピッチを一定に保ちしっかりと定常旋回をしてからサーマルの強い方向をみつける

 c) サーマルが小さい場合はバンク角度を少し深くして旋回半径を小さくするとコアを上手く掴めることがある

 d) クラブ機やSchoolクラスでは速度90km/hくらいでサーマル旋回するとよいが、高性能機をフルバラストの状態でサーマル旋回する時には120km/hくらいの速度が安定していてよい。でも130km/h以上出すとちょっとスピード出しすぎ。

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 さて、これまで説明したようにサーマル旋回に入った際には地平線とグライダーの位置関係を確認してこの状態で旋回するというところをまずは作ってください。センタリングはその後ですね。コアにはじき飛ばされないようにエルロンをしっかり使ってバンクを一定にすること、スピードの出しすぎで自分で勝手に外側に膨らまないようにするだけでもしっかりサーマルの中で上昇出来るようになります。

 米国の航空機の教官の話をどこかで読んだのですが、最近ではフライトシムから実機の操縦の世界に入ってくる人が増えているようで、彼らにはまずは計器を見ないで操縦することを練習させるのだそうです。フライトシムではどうしても画面に集中して計器に頼ってしまっている人が多いとのこと。実機で飛んでいる人は最初からたたき込まれていると思いますが、出来るだけ視野を広くして機体の挙動を五感を使って飛ぶことが航空機の基本です。CondorでもヘッドトラッキングやVRを使ってそういう操縦で楽しんでいただきたいと思っています。  (NT3)


Japan-East:関東/甲信越のシーナリー公開

  関東/甲信越地方のCondorシーナリー「Japan-East」を公開します。  本当はCondor Clubで公開したかったのですがTextureのばらつきが多いので却下されてしまいました。エリア的にはSeguiさん作成のCentral Japan2と完全にかぶっていますが...