昨日、ジョイスティックについて書いたところ何だか人気の模様。続けてラダーペダルについて書いてみます。
グライダーシムに来る前にはPC98あたりで戦闘機シムで遊んでいたのですが、そうしたフライトシムの黎明期にはVertualな世界にはまだ横風なんてものは存在していなくて、ちゃっちいJoystickで充分だった。その後A10が出てきたとき、それが一転してしまって、なんと横風の中で離陸滑走しなくてはいけなくなってしまいました。やはりペダルがないと全然まっすぐ滑走出来なくて、せっかく購入したソフトをインストールしたあとで途方に暮れていました。
まぁ、ジェット戦闘機のゲームだと滑りなんて気にしなくて良いのかもしれないですが、グライダーでは滑りはそのままL/Dの低下に繋がりますし、旋回中の滑りは下手すると命取り、スピンしちゃいます。三舵の調和を練習するにはやっぱりStickの捻りでは難しくてペダルが必要ですね。
と、前置きが長くなってしまいましたが、以下PC用のラダーペダルを三種類ほど紹介してみます。
【ラダーペダル】
私が初めて使ったペダルはまだゲームポートを使っていた時代のThrustmaster社のものでしたが、本格的にグライダーシムやりはじめた時に購入したのはSaitek Pro Flight Rudder Pedals。実は今も使っていてもう10年くらいになりますかね。右の写真は、その後Logitech社に買い取られてからの現行品。中身は一緒だと思います。ペダルのZ軸だけでなくて、左右のブレーキペダルもあるので3つアナログ軸があります。でも、CondorではZ軸だけしか使ってません。真ん中のダイアルでペダルの重さが調節出来る事になっていますが、私には幾ら回しても重さの違いが判りません。定価は約24,000円とちょっと高めのお値段ですが、やはりペダルがあると格段に操縦してる感がでてきます。
そろそろ買い替えかなと思っていたところ、前のブログに書いたThrustmasterのT.130000Mの3点セットが大安売りをしていたので思わずポチってしまいました。出荷予定が随分遅くなってまだ発送されていないので使用感はまだ分かりませんがお値段はお手ごろだと思います。ペダル単体のお値段が約15,000円、上記と比べるとかなり安い。
さてさて、Reviewを調べてみました。ブログに載せた写真は縮尺が異なるので分かりにくいですが、Thrustmasterはペダルの間隔が狭くて足を閉じて操作する感じ。一方のLogitech(日本でのブランド名はLogicool)のほうは少し足を開いて操作する感じ。私のようにまたぐらのあたりにJoystickを置いて使っている人にはThrustmasterはちょっと使いにくいかもしれないです。それと、よく見るとThrustmasterの方にはペダルを台に固定するネジ穴がありません。Logitechの方は8個もネジ穴があってハンコン台などに固定することが簡単に出来ます。一方、Thrustmasterには面白い機能があって、USBケーブルの途中にフライトモードとドライブモードの切り換えがあります。どうやらドライブモードに切り換えると右足と左足の操作をアクセル/ブレーキの組み合わせに切り換えることが出来るようです。この二種類のペダルの比較についてはこちらをどうぞ。英語ですが見てれば何とはなく分かると思います。
最後にご紹介するのはCH Products Pro Pedals。大昔はフライトシムで使うコントローラーといえばこの会社の製品が代表だった(これしかなかった?)のですが、日本の代理店がなくなってしまったのでしょうか、いつの頃からか見かけることがすっかり少なくなりました。Amazonで見つけたのも並行輸入品でした。使用感は分かりませんが昔から売られていますので信頼感はあるだろうと思います。
以上、この三つの製品が比較的購入しやすい価格帯です。さらに重厚感、本物感を求める方には5万円以上もする高級品がいくつか出ていますが、ペダルは比較的自作しやすいようでもあって、Arduinoなんかでコントローラを作ってパイプで組み上げてしまう方も居られるようです。グライダーのペダルも足元覗いてみると結構ちゃっちい仕組みですよね。あのワイヤーにコントローラを付ける感じです。
では、今回のラダー特集はこのあたりで。次回はこれがなければCondorで飛び回ることはできないと思っているヘッドトラッキングについて書いてみます。 (NT3)
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