2021/11/06

Japan-East:関東/甲信越のシーナリー公開

  関東/甲信越地方のCondorシーナリー「Japan-East」を公開します。


 本当はCondor Clubで公開したかったのですがTextureのばらつきが多いので却下されてしまいました。エリア的にはSeguiさん作成のCentral Japan2と完全にかぶっていますが、Kanto-JSALとNaganoに加えて富士山の南側や箱根までカバーしています。

 他のシーナリーとの違いは、①Textureに地理院地図のシームレス航空写真を利用、②代表的な滑空場の追加、③滑空場付近の地形の再現、④水面テクスチャーの追加です。

 まだ追加できていない滑空場の追加希望や地形でおかしいところがありましたら連絡をお待ちしております。地形の再現は30メッシュという制限はありますができるだけ対応したいと思います。また、滑空場の追加の場合は布板やコーンの設置方法などR/Wの詳細な情報をいただけると再現ができるのでどうぞよろしくお願いします。

 さて、公開の場所ですが、合わせて日本人が気軽にCondorに関する情報交換ができるところを作りたいと思っていたので以下のリンクでJapan Virtual Soaring ClubというForumサイトを作りました。結構設定の仕方が難しくて、まだぱっとしないサイトにしかなっていませんが、皆さん参加していただいて情報交換を進めたいと思います。コメント入力には登録が必要となっていますが、皆さんの参加をお待ちしています。(NT3)

 Japan Virtual Soaring Club


2021/11/03

廉価版VR(mouse G-Tune ヘッドマウントディスプレイ GTCVRBK1)

  久しぶりの投稿になった。実はしばらく前にメルカリで格安のVRヘッドマウントディスプレイを買っていたのだが、ようやくソフト側の設定ができてタスクフライトに挑戦したので紹介しよう。OculusやViveなどと比べるとおもちゃみたいなものなので、Condorでガチのタスクにチャレンジしている方にはお勧めできないが、中級者のフライト練習に使うには安くて意外と使えるのではないかと思う。


 さて、物は何かというとゲームパソコンなどを販売しているmouse社のGTCVRBK1というヘッドマウントディスプレイ。2018年に発売開始しているだが多分もう在庫品のみの扱いだと思う。発売当時は税抜き16,800円のものを私はメルカリでほぼ新品の状態のものを5,500円で購入。新品をアマゾンで購入する場合はこちら。他のネット販売サイトでも似たり寄ったりの値段で新品で1万円強といったところ。中古品販売サイトでうまく探すと6,000円くらいで買えそう。

 仕様としては、解像度1,920x1,080ドット、ディスプレイは5.5インチ、非球面レンズ、対応リフレッシュレートは60Hz、視野角は100度。コントローラーは付属しておらず、マウス・キーボードで操作するゲームのみ対応ということなのだが、Condorではジョイスティックをつかうので問題ない。と、VRとしては少し使いにくいので購入したものの結局使えないままほぼ新品の状態で中古市場に出す人がいるのではないだろうか。なお、VR形式はStermVR互換なので、Condorには直接接続できず、前回KONさんが投稿してくれたようにReviveとOculusソフトウェアのインストールも必要。PCの推奨スペックはIntel Core i5以上、GeForce GTX 1060以上、メモリ8GB以上ということだが、Condor自身が結構軽いのでグラフィックのスペックが少し低くても使えるのではないかと思う。

(良いところ)

・PCとの接続はHDMI1.4とUSB2.0だけなので、PCの要求スペックが低い。

・コントローラーを使わないので、コントローラー用のセンサーをPCに接続して置き場所を考えたりする必要がないのでとってもお手軽。

・やはりVRなので立体感がある。また、視野が狭いといってもモニター画面では見にくい頭上の積雲が自然と視野に入ってくるのでサーマルを掴みやすい。

(悪いところ)

・何といっても解像度が低く、遠くの景色がぼやけてしまっている。Condorの計器類のあまり細かな数字は読めないが、PDAの数字はだいたい読めるので何とかなる程度。

・動きへの追随は時間差がでてしまって、頭を大きく振ると動きが遅れて違和感を感じる。

・自由度は3DoF(3 degrees of freedom)で着座位置でのVR。首を上下・左右に回す、首を傾けるの3方向だけ。計器に近寄ったり、左右に乗り出すようにキャノピーに近づいて下をのぞき込むような動きには対応していない(おかげで面倒なセンサーの設置が必要ないのだが、計器に近づいて文字を読むことができない)。

・使っていると中立点が良く動いてしまうように思う。特に場周着陸時に大きく体をひねって後ろを見てから正面を向くとあらぬ方向を向いていることがある。周りを見渡すときはゆっくり首を回して見たほうがよいと思う。

・作りがちゃっちくて顔の大きさや両目の距離に合わせるなどのフィッティングはほとんどできない。顔がゴーグルに合わない場合はあきらめるしかない。眼鏡対応についても私は全く問題なかったが眼鏡の形状によってはレンズを傷つけてしまうことがあるかもしれない。まぁCondorでは急激な動きがないのでうまくはまりさえすれば2時間くらいのフライトには問題ないと思う。フィッティングについての細かな調節はできないが、Condorで使うだけならまぁいいかという感じ。(顔を激しく動かす必要のあるゲームを楽しむのは無理。)


 さて、では実際にCondorのフライトで使ってみてどうだったか。昔持っていたOculus Rift Sは狭いわが家ではセンサーの設置に問題があってうまく使えず私のVR酔いもあって手放してしまったが、今回の5,500円のVRディスプレイは3DoFという制限のせいかほとんどVR酔いはなく、フライトを楽しんだ感がある。しかし、先にも書いたように解像度が低く、遠くの地形や積雲が見えないのでタスクを攻めるには辛い。

 しかし、R/W付近で旋回練習や離発着の練習には申し分ないのではないだろうか。私は普段はVRではなくTrackIRというヘッドトラッキングを使っているが、着陸進入時の感覚は実機とは全く異なるのでCondorは着陸の練習にはならないと思っていた。それが今回VRで進入をしたときにダイブを動かしたときの沈み込み感がヘッドトラッキングとは全く違って実機に近いように感じてびっくりした。さらに、引き起こしの感覚もより実機に近いのではないかと思っている。ウィンチ曳航中の索断→直進進入も試してみたがかなりシビアな感覚に陥って緊張した着陸練習となった。これまでCondorは上空での操舵の練習とタスクチャレンジの感覚を掴む練習は実機にも役立つと思っていたが、VRを使うことでますます実機の練習になるのではないかと思った。今回は改めてVRのありがたさを感じ、すでにVRでCondorを楽しんでいる皆さんをうらやましく思う。SteamVR互換機でXCSoarを使う方法が分かれば良いのだが。。。

 なお、これから実機の経験がなくいきなりVRを使ってCondorでグライダー操縦を練習してスカイスポーツというのはどういう感覚になるだろうか。実機の場合はインストラクターがいて指導してくれるが、いきなりCondorにやって来る人たちにも何かしらの滑翔技術や安全フライトについての講習会のようなものができればいいのだがと思う。

(まとめ)

・mouse社のもう絶版となっているヘッドマウントディスプレイは、グライダークラブで新人勧誘にフライト体験をさせたり、中級者の操縦練習にちょうど良いと思う。索断時の対応練習や、危険フライトの体験/回避練習にもよいと思う。

・もし、ほぼ未使用といった中古品が6〜7千円で販売されいるのを見つけたら、ぜひグライダークラブで購入して活用することをお勧めしたい。(あくまでCondor入門用としてであって、ガチで飛びたい人はもっと高性能のものを購入ください。)  (NT3)


2021/10/17

Valve Indexを使う際の設定方法(Condor2)

 今回はVRの話題です。

 いつもタスクサーバに入ってきていただいているKONさんから、VR使用時にもっと視野角のとれるValve Index に乗り換えたのだが意外と設定が難しかったのでその方法について皆さんにも共有したい、ということで連絡がありました。以下、ご紹介しますのでValve Index購入後の設定にお役立てください。(NT3)

+++++(以下、KONさんからの投稿です)+++++


Oculusの視野が狭いのが嫌だったので、「もっと広い視野のゴーグルが欲しい!」と思って、Valve Index (https://degicashop.com/collections/valve-index)を買いました。

 

Valve Index は Oculus よりも視野角が広いです。Oculusだと双眼鏡を覗いている気分だったのですが、Valve Indexだと水中メガネくらいの感じに改善されます。

それから、ウィンチ曳航の際、Oculus だと正面を見ていると空しか見えないので機体の水平を保つのが難しいのですが、Valve Index だと周囲がもっと見えるのでかなり楽になります。

但し、Valve Index はOculus と比べて値段が3倍も高く、そこまでのお金を払うか?と言うと評価の分かれるところですね(^^)v


さて、Valve IndexはCondorの標準のVRではないので、その設定に非常に苦労しました。そこで、今後、もし Valve Indexを買う人がいたらその参考になればと思い、設定方法を記録しておきます。


【準備】

1.グラフィックボードのドライバを最新にする。

ドライバは「NVIDIAドライバダウンロード」からダウンロード(https://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp)

その際、グラフィックボードのタイプ等を入力する必要があるので、その情報は、以下の方法で調査。

(a) 画面左下の「スタート」ボタンを右クリックして「検索」または「ファイル名を指定して実行」を開き、「dxdiag」と入力する

(b) 「ドライバがデジタル署名されているかどうかを確認しますか?」と表示された場合は「はい」をクリックする

(c) 表示された診断ツールから「ディスプレイ」タブをクリックすると、グラフィックボードの情報が確認できる

ちなみに私のグラフィックボードはNVIDIA GTX 1050 Tiで、Valve Index の推奨ドライバよりも低性能だったが、Condorは問題なく飛べた。

2. Steamをインストール https://store.steampowered.com/?l=japanese

3. Steam VRをインストール https://store.steampowered.com/app/250820/SteamVR/

4. Reviveをインストール https://github.com/LibreVR/Revive/releases (←リンク修正しました。10/18)

v1.9.2より古くないとダメらしい。

(未確認だが、少なくとも、V1.9.2ならうまくいった。)

5. Condor 2本体(condor.exe)が保存されているフォルダをショートカットとして作成。

例: C:\Condor2

6. Reviveが保存されているフォルダの中の Reviveinjector.exeが入っているフォルダをショートカットとして作成。

例: C:\Program Files\Revive\Revive\x64

【スタンドアローンでのCondorの起動】

1. Steam を起動。

2. Steam VRを起動 (Steamの画面でSteam VRのアイコンをクリック)

3. 上記のショートカットを作成した2つのフォルダを開いて、Condor2.exeをReviveinjectorのアイコンの上にドラッグするとCondor が起動する。


【Condorのレースの参加】

1. 時間になったら、(Condorを起動していない状態で)Serverlist から目的のレースをクリック。

2. Condorが(VRでない状態で)立ち上がるので、IP Address をコピー

3. Condorを一旦閉じる。

4. 上記の【スタンドアローンでのCondorの起動】の手順でCondorを起動。

5. MULTIPLAYERをクリック

6. Host Addressに上記でコピーしたIP Addressをペーストし、Joinをクリック


【注意】

1. Start Flightをクリック後、シーナリーの起動画面が出たら、フライト中と同じ姿勢でゴーグルをつけ正面を向くこと。その時のゴーグルの位置でVR内の機体の高さと方向が決まるので注意すること。(例えば、この時に右を向いていたら、機体が右を向いた状態でフライトが始まってしまう。)

2. ゴーグルのレンズを手前にした方が広い視野角を得られるが、メガネをかけている場合、レンズを手前にしすぎるとメガネでゴーグルのレンズに傷をつける可能性がある。100円ショップでスマホ用の透明保護カバーを買ってきてレンズに貼るとよい。(私は使用2日目にレンズに傷をつけてしまった。)

3. CoTASAはVR内では見ることができないようだ。(Oculusの場合はデスクトップに固定することによりVR内で表示できた。)但し、音は聞こえるのでフラップの上げ下げの判断はできる。また、Condor の表示をWindowedにしておけば、PCの画面にCoTASAが表示されるので、ゴーグルの鼻の隙間からPCの画面を見ればフラップの現在位置や水の量もわかる。(フラップの現在位置は、試しに操作すればVR画面上の右下に出てくるのでそれで確かめられるが。)

4. CondorのForumには、起動時にフォルダを開いてドラッグしたり、IPアドレスをコピペしたりしなくてよいような便利ツールが公開されている。(https://www.condorsoaring.com/forums/viewtopic.php?t=19133)

しかし、インストールしてみたが、うまくいかなかった。(コンドルは一応立ち上がるが、ジョイスティックの操作を全く受け付けず、音も出ない。)

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2021/10/11

ボイスチャット Discordの設定

 2週間ほど前からDiscordのサーバーを開設してCondorのタスクチャレンジ中にボイスチャットを始めました。毎週土曜日のJP Saturday Flightに参加されている方で興味のある方は以下のリンクで参加ください。チャンネル名は「Condor2 Saturday Flight」です。
 https://discord.gg/Eb6GR77

 ということで、今回はCondorで飛ぶ時のDiscordの設定をどうすれば良いのか忘備録もかねて記してみました。

 まずはPCとDiscordの関係についてですが、いくつか組み合わせが考えられます。

Sony イヤホンSTH40DJP

(1)Condorの音声はPCに接続したスピーカーから、Discordはスマホ/タブレットから。
→私はこの方式を使っているのですが、Discord用に右のような耳を塞がないタイプのイヤホンを使っていて、PC接続のスピーカーとスマホの両方から音声を聞いています。マイクはイヤホンに付いているものを通話に使ってます。スマホの本体のスピーカー・マイクを使う場合は置く場所が問題になるのでフライト中は少し大きな声で話すことになるかもしれません。






エレコム 
ボイスチャットミキサー
(2)上記の変形でPCのCondorの音と、スマホ/タブレットのDiscordの音をミックスさせて一緒にヘッドセットで聴く方法もあります。右の様なミキサーが販売されているので便利そうなのですが、iPhoneをお使いの方は注意が必要です。最近のiPhoneのモデルではイヤホン/マイク端子が無くなっていますし、はっきりとは書いていないのですがこのミキサーが対応しているのはAndroidだけのようです。
 普段Condorの時にヘッドホンを使っている方で、Androidスマホ/タブレットをお使いの方はこちらがお手軽だと思います。似たような商品がSwitch/PS4用としていろいろ出ていて、いずれもお値段は1,500円前後です。


(3)さて、それでは最後にPC上でCondorとDiscordの両方を走らせる方法です。デスクトップPCをお使いの方は普通はマイクが付いていないので何かチャット用のマイクを用意ください。テレビ会議用にWebカメラをお持ちの方はカメラについているマイクを流用できると思いますが、スピーカーを使っている場合は常にピーピーなっているので少し置き場所に工夫が必要かもしれません。Oculus Quest2やOculus Riftの方はもともとヘッドセットにマイクが付いているのでDiscordの設定画面でヘッドセットのマイクを選択するだけで使えるようになると思います。

 では、Discordの設定方法です。アプリのダウンロードはこちらから。

(1)Discordの画面の左下の方にある歯車が設定ボタンです。
(2)まずは、ここからWindows設定にいって、PCの起動時にDiscordが立ち上がらないようにチェックを外します。これを忘れると、パソコンを使っている間ずっとDiscordにつながってしまいます。











(3)次に音声接続の設定をします。 音声・ビデオ設定画面に入ると「入力デバイス」「出力デバイス」をそれぞれに選ぶことができるのでお使いの状況に合わせてデバイス・音量を設定ください。
 なお、OculusではヘッドセットのマイクがPCに認識されないことがあるようです。その場合は以下のリンクが参考になるのではないかと思います。

 その他の設定は私のところではデフォルトのままで問題なさそうですが、本物のグライダーの様にプッシュボタンを押したときだけマイクがオンになるような設定もできます。また、会話をしているときにはゲーム音を小さくするような機能もあるので一通り音声・ビデオ設定画面を眺めてみてお気に入りの設定を見つけてください。


(4)それでは次にDiscordにCondorをゲームとして認識させて、Condorを使っている間にDiscordのユーザー名をオーバーレイ表示できるように設定します。

 まずは、アクティビティ設定のアクティビティステータスを開いてください。初めてのときは「ゲームを検出できません」と出てくるので、Condorを立ち上げた後に、「追加する」をクリックし、プルダウンからCondorを選択して登録します。


 登録をした段階ではまだオーバーレイが無効になっているので、表示右側のアイコンをクリックしてオーバーレイを有効にしておいてください。





(5)最後にゲームオーバーレイ設定画面に移動します。ここもデフォルトのままで問題はありませんが、ユーザーの参加状況をどのように表示するか、画面のどの隅に表示するかを好みに合わせて変更することができるのでお好みに合わせて設定ください。








 以上で設定は終わりです。Competitionになると作戦を明かしたくなかったりするので無口になると思いますが、普段のタスクチャレンジであればみんなでわいわい話をしながら飛ぶのもまた楽しいものです。あそこはサーマル強かった、こっちは沈下だったとか、フライト後のハンガートークも楽しいので皆さん奮って参加ください。

 なお、土曜日のタスクにはまだあまり学生さんたちが入ってきてくれていないのですが、こうしたトークが結構参考になると思います。臆せずどんどんタスクチャレンジして、会話にも参加していただければと思います。(NT3)

2021/08/10

新しいKanto-JSALシーナリー!学連24kmタスクにチャレンジ。


  ついに待望の関東エリアのシーナリーがCondor Clubで一般ダウンロード可能になりました。これは日本のCondor 愛好家にとって大きな転機になるのではないかと思います。Condor Clubにシーナリーが登録されたので、Flight Trackをアップロードすることで自分のフライト結果の分析ができるようになりますし、そのシーナリーを使った大会の運営・得点集計が容易にできるようになりました。

 早速、学連公式タスクのうち24kmタスクを作成し、サーバで回し始めました。右回りと左回りの二つを交互に回しています。右回りの時の管理ポイントはうまく再現できたのではないかと思います。なお、学連ルールはできるだけ再現したつもりですが、スタート方法については学連ルールのウィンチ曳航中にラインを越えてタスク計測が始まるところ、Condorでは再スタート可能なルールになっていることや、サーバで運用しているときには曳航中のスタートを再現することが難しいことから学連スタートルールは採用せず、半径2kmの半円でスタート高度700m以下としてあります。

【24km右回り】

 妻沼→給水塔→千代田交差点→管理ポイント→ゴール

 スタート高度:700m以下

 TP1、TP2高度:600m以上、1,000m以下

 管理ポイント、ゴール高度:300m以上

【24km左回り】

 妻沼→千代田交差点→給水塔→ゴール

 スタート高度:700m以下

 TP1、TP2高度:600m以上、1,000m以下

 ゴール高度:300m以上

なお、上記高度はいずれもMSL海抜高度、Condorでは妻沼滑空場は海抜26mです。

 少し渋めの条件にしてあること、サーマルトップを1,000mとしてあるので、サーマル二つくらい使わないと周回できないと思います。二つのタスクは当然風向が異なるのですが、サーマル条件も少し変えてあります。もし、スタート前にサーマルで上がれなかった場合は妻沼滑空場に着陸してEsc→Restartでもう一度ウィンチ曳航で上がってください。機体押しをしてくれる人たちはいませんが、滑空場内に安全に着陸した場合は自動的に出発点に戻してくれて曳航が始まります。

 機体についてはSchoolクラスで設定してありますので、学生さんや初心者の方はまずはいつものASK21でチャレンジください。OB・ベテランの方はSchoolクラスにはK8やKa6、Pilatus B4、Blanikといった機体も有りますので、懐かしい機体でお楽しみください。いつもCondorで巡航時200km/h以上の速度でぶっ飛ばしている方には半分以下の速度でまどろっこしく思われるかもしれませんね😃

 私のサーバでは現在二つのタスク(JP Kanto-JSALとJP Hokkaido Tour)を回しているので、いつものCondorサーバリストでは片方しか出てこない場合も有るようです。見つからない場合は以下のリンクからCondorを開いてみてください。サーバのIPアドレスが変わらない限りつながるはずです。

 JP Kanto-JSAL 24kmタスクの右回りと左回りが交互に立ち上がっています。タスクはCondor Clubに登録してないのでタスク結果はそのままではCondor Clubには送付されません。ご希望の方はご自身でCondor Clubにアップロードすることで分析結果を見ることができるようになります。

 JP Hokkaido Tour Day1〜Day5の5つのタスクが順番に立ち上がっています。こちらのタスクはCondor Clubに登録してありますので、合わせて先のブログポストで説明したページでデータのアップロードをして他のパイロットとのフライト比較をしてお楽しみください。


 それでは、上記のサーバをしばらく回しておきますのでこれらのタスクについて皆さんの忌憚の無いご意見・感想をお聞かせいただければ幸いです。 (NT3)

2021/08/05

JP Saturday Flight:8月のタスク【Nagano】

  7月のタスク解説は少しさぼってしまったのですが、またブログ記事をぼちぼちと書こうと思います。

 さて、8月のタスクはついにCondor Clubで公開された【Nagano】シーナリーを使います。これまでも公開された日本のシーナリーが有ったのですが、残念ながらCondor Clubで公開されていなかったのでタスクやその結果をCondor ClubのHPで公開や集計ができませんでした。しかし、これからは日本のシーナリーを使って大会の運営・結果集計が簡単にできるようになりました。

 もう一つのHokkaidoシーナリーはすでにTourタスクを公開してサーバもぐるぐる回していますので、定例の土曜日のタスクはNaganoで攻めたいと思います。皆さん、準備はよろしいでしょうか。

 さて、今月はオールクラスにしているのでお好きな機体でどうぞ。第一週から第三週までは200km程度のタスクですが、8月最後の土曜日には300kmタスクにチャレンジ予定ですので、それに向けて少し高性能な機体に慣らしておいていただければと思っています。

8月7日(土)JP Saturday Flight

1.サーバスタート:8月7日午後9時。エントリーは20分間 
2.シーナリー:Nagano
3.クラス:All(制限なし。Clubクラスへの水バラスト搭載も可能)
4.タスク:204.5km サーマルタスク
5.スタート高度:1,800m(海抜)。ゴール高度0m。
6.ゲートオープン:エントリー閉め切り1分後から60分間。
7.トラックデータのアップロード、成績の発表はこちら
8.XCSoar用のタスクはこちら

 さて、今回は松本をスタート・ゴールとする204.5kmのタスク。コースは松本空港→御嶽山→摺古木山→赤岳→松本空港と回ってきます。いつもはTPを半径500mのシリンダーにしていますが、今回はちょっと難しそうだったのでいずれも半径1kmTP1とTP3は半径2km、Tp2は半径1kmにしてあります。

 初めての日本のシーナリーでのレース、どんな結果になるでしょうか。多くの皆さんの参加をお待ちしています。 (NT3)

2021/08/04

祝!北海道シーナリー公開記念。北海道周遊タスク、オンラインサーバ公開中

  久しぶりのブログポストになりました。ついにCondorにも日本のシーナリーが登場しました。これまでいくつか公開されたシーナリーがあったのですが、ついにCondor Clubで公開されたので、タスク結果の集計などCondor Clubのさまざまなサービスが利用可能になりました。

 今回はHokkaidoシーナリーの紹介と公開中のタスクサーバの案内をします。


【Hokkaido Scenery】

 Condor Clubの詳細/ダウンロードページはこちら。これまで世界中のCondorシーナリーを量産しているフランスのSeguiさんに次のシーナリーはどこ?まだ日本はないんだけどどうかなとDMしてみたところ、確かにまだ日本のシーナリーはないねということで取り組んでくれました。

 484km×484kmと北海道の全域をカバーして、27の離発着場が整備されています。滝川を始めとする道内のグライダーポートや商用空港のほか、離発着場の少ないエリアでは平らな場所を選んでVirtualなGPをつくってくれています。新千歳空港ではJAL機のほかにも自衛隊機も泊まっていて各地の空港の3Dオブジェクトを楽しむことができます。

 北海道のパイロットの皆さん、いかがでしょうか?私は滝川でしか飛んだことがないのですがCross Countryの地形慣熟にも使えると良いななんて思ってます

 CondorのVer1のころから本州のシーナリーがありましたが、北海道はこうやって飛んでみるとまた本州とは違った雰囲気が有ります。長距離タスクがいろいろ組めるのではないかと楽しみにしています。

【Hokkaido Tour 北海道一周のタスク公開中】

 ということで、早速、Hokkaidoシーナリーのタスクを作って、Condor Clubでの公開、オンラインサーバを立ち上げましたので皆さんぜひチャレンジください。オンラインサーバは8月いっぱい回しておきます。Day1からDay5までぐるぐる回っていますのでお好きなときに入ってください。だれもタスクチャレンジがない場合は次のタスクが20分後に始まるようになっています。いずれも170kmくらいのタスクです。今回はAllクラスですのでお好きな機体でチャレンジください。SchoolクラスやClubクラスだと2時間くらいかかるかもしれませんが、高性能機だと1.5時間以下で飛べると思います。オフラインでもオンラインでもどちらでも結構ですので結果をどしどしCondor Clubにあげてください。

 オンラインサーバはいつものCondor Server ListでJP Hokkaido Tourを探してください。


JP Hokkaido Tour - Day 1

 滝川を出発して、丘珠空港経由、羊蹄山を眺めながら尻別岳でいったん折り返し、支笏湖を経由して白老滑空場に向かいます。先ほど飛んでみましたが、少しサーマルのコアが小さいのとあまり強くなかったので丁寧に上がって前に進んでください。


JP Hokkaido Tour - Day 2

 白老滑空場を出発して、新千歳空港経由で日高山脈の中腹まで行ってから浦河町に向かいます。ゴールをYoshizawa VirtというAPにしたのですが、ここは軽種馬育成調教センターの敷地だと思うのですが普段馬が走り回っているところをグライダーポートにしてしまっているようです。これはこれで面白く、周りの地形も斜面風がすぐに出そうなのでもし本当にここに滑空場が有ったら楽しいと思います。


JP Hokkaido Tour - Day 3

 Yoshizawa Virtを出発して、日高山脈をリッジ?で北上、帯広を経由して陸別町へ。こちらも陸別町から少し離れたところの平らな農地?にグライダーポートが作られています。山越えはリッジが出るように風を設定したつもりですが、タスクセッター自身はまだ飛んでいないのでどうなることやらです。


JP Hokkaido Tour - Day 4

 Rikubetsu Virtを出発し、屈斜路湖に向かい、その後網走を経由して紋別に向かいます。最終レグは向かい風なので高度管理に注意ください。


JP Hokkaido Tour - Day 5

 北海道周遊タスクの最終日、紋別空港を出発して、士別町を経由して、当間スカイパーク滑空場を経て、ゴールのたきかわスカイパークに向かいます。




 さぁ、皆さんのチャレンジを期待しています。どなたが一周一番乗りになるでしょうか。

 フライト後にCondor Clubへのログのアップロードをよろしくお願いします。(NT3)



Japan-East:関東/甲信越のシーナリー公開

  関東/甲信越地方のCondorシーナリー「Japan-East」を公開します。  本当はCondor Clubで公開したかったのですがTextureのばらつきが多いので却下されてしまいました。エリア的にはSeguiさん作成のCentral Japan2と完全にかぶっていますが...